ございます 

    「すみません、お手洗いはどちらでしょうか?」と、
   上品な感じのお客さんに聞かれた場合、私は「まっ
   すぐ行ってまがったところにあります」と言いました。
   でもバイトの先輩は「まっすぐ行ってまがったところ
   になります」と言っていました。さすがは先輩だと思
   いました。

と学生が言っていたのです。
私は一瞬その違いがわからず、「どこがさすがなのですか?」と尋ねてしまいました。どうやら学生は「~になります」というのが丁寧な表現だと思っているようでした。
私なら「まっすぐおいでになりましてまがったところにございます」というと思います、と話したら、「ございます、ですか?」という顔をしていました。
厳密に言うと「まっすぐおいでになっておまがりになりますと」という理屈になりますが、敬語だらけになりますので、ひとつは省いて、最後に「ございます」を付けてみました。
この

    ~になります

も学生はバイト先で教わるようで、「300円のおつりになります」「お待たせいたしました。だしまき卵になります」のように言うことがあるのですね。
「これ、どうみてもすでに出しまき卵になってますよ。何か足りないのですか? どうすればだしまき卵に変化するのですか? 『チチ~ンプイプイ』と呪文でも唱えましょうか?」といじわるに聞き返したくなるような言葉です。
バイト先の習慣なのかもしれませんが、将来のためにこの言葉についてはけっして丁寧語でもないし、正しい言葉遣いとも思えないと話しておきました。

こんな感じで、先日は学生に「ございます」「~ませ」を使うことと、謙譲語をいくつか指摘して使うことを話しておきました。
意味はわかっていますが、「ございます」も「~ませ」もなかなか使えないようです。
学生からの質問を見てますと「こういう場合には

    タメ語

を使ってもかまいませんか?」というものが極めて多いのです。この「タメ語」というのもすっかり生活に根付いた言葉になってるのですね。本来は若いお嬢さんが使うような言葉ではないと思いますが、そういう意識は彼女たちにはありません。
ただ、私はやはりこの言葉も気をつけたほうがいいと話しておくつもりです。年配の人に向かって使うと

    ドキッ

とされる可能性もあると思います。
さて、今年度もこの授業は大変なことになりそうです。もっと楽なやり方に変えようかなとは思うものの、それができない性分なのです。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://tohjurou.blog55.fc2.com/tb.php/3488-6c3eacd6