紙芝居(1) 

小学校低学年(だったと思うのです)のころ、家から5分くらいのところにあった空き地(だったと思うのです)に紙芝居屋さんが来ていたのを見たことがありました(と思うのです)。飴売りの余技というわけではないのでしょうが、実際は飴を売って紙芝居を見せる商売(だったと思うのです)で、かすかに

    飴を舐めている自分

を思い出すことができます。
紙芝居はさほど古い歴史のあるものではないらしく、現在のスタイルが成立して80年あまりのようです。明治、大正時代にもあったのかと思っていましたが、そうでもないのですね。
飴売りは、何かとおもしろいことを言ったり見せたりすることで子どもを惹き付ける必要があったはずです。それが紙芝居という、こどもにとってえもいわれぬ魅力のあるパフォーマンスと結び付いたら強いものだと思います。なかなか理にかなった商売だと思います。紙芝居は本の数分で終わりますから、効率も悪くないでしょう。
そういう商売のみならず、

    教育

としても生かされることがありました。何しろ昭和の初めという、戦時体制に向かう折から、そういう教育(というより教化という感じでしょうか)にも用いられたようです。今は逆に「戦争は二度としない」という平和教育に用いられたりもしていますから、なんとも皮肉というか不思議な話です。

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紙芝居には「芝居」になっているもの、つまりドラマ性のあるもののほかに、保育園や幼稚園の子どもたちにはもっと単純な、たとえば自動車(特にブルドーザーだのパトカーだのといった特殊な車両)や電車(新幹線に限らず、多様な車両)などの絵を見せてそれがどんな風に活躍するかを伝えるものもあります。また、

    穴あき紙芝居

といって、紙の真ん中に穴が開いていて、次の紙の一部が見えるようになっているものもあります。その穴を壁の穴や窓と見立てて、「向こうにあるのはなんでしょう?」という、ちょっとしたクイズをして見せるのです。一枚目の紙(穴の開いている紙)にはネズミなどを描いておくと、ネズミが壁の穴から人間のいる向こう側を覗いていることになります。言葉でヒントを出したり、少し紙を抜いて見せたりしながら、子どもたちに答えを言わせるようにします。正解はさっと紙を引き抜いて見せるので文字通り

    一目瞭然

です。うまく考えてあるものだと思います。こういうものなら手作りもできるでしょうね。
紙芝居のおもしろさのひとつ(そして大事な要素)は紙を抜くところにあると思います。誰が考えたのか知りませんが、うまくできているものだと思います。

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