出汁 

和食が無形文化遺産に登録されたのは記憶に新しいところです。日本の文化の授業では、伝統芸能の話もするのですが、こういう話題も取り入れることにしています。
私は一方的に講義する形の授業はしません。こういう話題になると、食物関係の学生がいますので、彼女たちの

     自尊心をくすぐる

意味もあって、なぜ和食がそんなに評価されるのか、皆さんの方から私に教えてください、ということにしています。すると、ここぞとばかりにいろいろ意見を出してくれます。
地中海料理も同じ無形文化遺産ですが、そちらは地中海式ダイエットピラミッドでもおなじみです。こういうのも話に入れると学生は俄然興味を示します。

    オリーブオイル

を使った料理がとてもいいのだとか。最近、オリーブオイルはスーパーでもとてもよく見かけます。荏胡麻油のように品薄にはなっていないようですが。
さて、和食なのですが、学生から出てくることばとしては「素材の味を生かした」「だし(出汁)を用いた」料理というのがやはりもっとも多いものです。文化という面では料理の見た目の問題や通過儀礼との関係なども話題にするのですが、彼女たちはやはり栄養とか味とか、そちらに関心が強いようです。

にほんブログ村 演劇ブログへ
 ↑応援よろしく!

kgaeonrjuiをフォローしましょう

たしかに、「出汁」というのは美味しいです。私のような味オンチでもそれはわかります。こういうものを使って素材の味を引き出すという知恵はすばらしいものだと思います。うまく

     素材とマッチ

してくれるとたまりません。
昔は家に鰹節があり、削り器というのでしょうか、細長い引き出しの上に刃を上向きにした鉋(かんな)を置いたようなものがありました。
毎朝主婦のかたはシュッシュッとそれを削るところから朝が始まったというようにも聞きます。味噌汁を作るためですね。かつおに限らず、そうだ、うるめ、昆布、いりこなどもだしの定番です。
しかし今はパックになったものがあって、お湯を沸かしてそのパックの封を切って削り節を入れるだけで済みます。顆粒や粉末になっているものもありますし、それどころか、

    ペットボトル

に出汁が入っていて、それを水と合わせて沸かせば簡単にだし汁ができてしまいます。かくして私のような料理のできないものですら汁物を作るのはさほど難しくないのです。この夏休みも「本だし」「白だし」などというペットボトルにはずいぶんお世話になりました。
私は美的センスもないので、料理したものをきれいに見せるということができません。私の作ったものは、とても無形文化遺産の仲間には入れてもらえないのです。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://tohjurou.blog55.fc2.com/tb.php/3610-e3271602