アラビヤコーヒー 

大阪ナンバには個性的な店があります。有名なのは割烹の正弁丹吾亭やカレーの「自由軒」などでしょうか。文楽にもなった織田作之助の

    『夫婦善哉』

では柳吉がグルメぶりを発揮してさまざまな店を紹介してくれます。そうそう、法善寺の「夫婦善哉」そのものも忘れられない存在です。
道頓堀のかつての芝居町がすっかり様変わりして、面白みがなくなりましたが、それでも裏通りなどに入るとおもしろい店がまだまだあるようです。
文楽の技芸員さんなど、かなり詳しい方がいらして、出番の合間などに「ちょっとお話ししたいのですが」などというと「ではどこそこの喫茶店で」といって、初めていくような店に案内してもらうこともあります。あの人たちに任せておけば「どこのなにがおいしい」という情報などいくらでも入ってきそうです。太夫さんと一緒だと、声がいいですから、注文してもらったら一発で通ります(笑)。

    「だしまきの夕べ」

の会場にさせていただいている日本橋の「両輪」(りょうわ)も、私が最初に行ったのは技芸員さんと一緒でした(その時は今の場所ではなく、少し劇場側のビルの二階にありました)。

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ナンバに戻るのですが、法善寺から少し西側に行った所に喫茶店、というよりはコーヒー店があります。その名も

    アラビヤコーヒー

で、アラビアではなく、アラビ屋でもなく、「アラビヤコーヒー」なのです。ここに私が行ったのは、このところ書いてきた創作浄瑠璃の会の野澤松也さん(歌舞伎。三味線)と会うためでした。歌舞伎役者の方がしばしばおいでになりますし、松也さんもここの常連でいらっしゃるようです。それだけではなく、実は創作浄瑠璃のライブをこの店でしばしばなさるのです。
貸し切りにして店の中に松也さんがお座りになれるように座をもうけ、お客さんはそれに耳を傾けるのです。
その

    創作浄瑠璃の会

が昨日の夕方からおこなわれ、そこでも私の書いたものを上演してくださいました。
私は行っても仕方がないようなものなのですが、お客さま方の反応を知るだけでも、と思って思い切ってお邪魔してきました。(続く)

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コメント

アラビヤコーヒー

あらっ! わたしお盆まえに入りました。
ちょくちょく仕事で使っている居酒屋が、並びのビル2階にあるので、時間調整に入ったのです。
お店の奥のところに落語会のパンフレットが積まれていたりして、うれしく思いました。
このお店は午後7時で閉店。そのあたりも、いまの時代に流されない姿勢を感じました。

♪やたけたの熊さん

平日はあっという間に閉まりますね。昨日は6時閉店で、それから1時間あまり貸していただいての演奏会でした。
亡き天王寺屋さんもごひいきのお店だったとか。

天王寺屋さん

そういえば生まれて初めての歌舞伎は中座。「京人形」の左甚五郎は天王寺屋さんでした。踊りって男らしいとしみじみと思ったのでした。31年前のことです。

あの日も天王寺屋さんは、アラビヤコーヒーに行かれたのかも・・・

♪やたけたの熊さん

中座には詳しいやたけたの熊さんです。
昔はよかった、というわけではないのですが、中座があった頃は、まだ道頓堀が道頓堀らしさを持っていたかな、と思います。
中座は道頓堀の変容に耐えきれず、自ら燃えたのだ、と思えてなりません。

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