なつやすみの遠足(1) 

夏休みといっても、休める日はそうそうありません。学生さんもけっこう忙しいのです。今は授業が7月下旬までありますし、そのあと補講や集中講義、実習のある人もあり、アルバイトもなかなか休めないようです。大学で勉強している人にもよく出会いました。
教員も、むしろ普段とは違った意味で忙しいのです。やはりこの時期にこそ勉強しなければならないからです。

     遊び回っている

わけではありません!
もっとも、お金がありませんから、時間があってもめったなことをして遊ぶわけにはいかないのですが(笑)。
しかしそんな状態では精神衛生上よくありませんので、できるだけお金のかからない遊び方で「夏休み」と呼べる一日を過ごしました。
どういうわけか、8月24日からの週は

    浄瑠璃週間

だったのです。24日はすでに書きましたように、野澤松也さんの創作浄瑠璃の会に行きました。28日は能勢町のアマチュア人形浄瑠璃劇団「鹿角座」の公演、そして29日は(結局行けなかったのですが)豊竹英大夫さんのアマチュアのお弟子さんたちの発表会でした。
で、私が「夏休み」にしたのは28日。実はこの日は朝から夜まで一人で遊び回っていました。
以下、その日のことについて書き留めておきます。

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実はその前日の27日に予定を組んでいたのですが、あることを忘れていたためドタキャンになりました。
そして28日にすべての予定を突っ込んでしまったのです。
まず午前中は京都に行きました。京都市美術館の「ルーヴル美術館展 日常を描くー風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」です。

平安神宮の鳥居8月28日

私はできるだけ多くフェルメールの絵は観ておきたいと思っているものですから、今回

     天文学者

が展示されるのは朗報でした(ちなみに、秋〜冬の京都市美にはフェルメールの「水差しを持つ女」がやってきます)。これが楽しみで、あとはどんな絵が出ているのかほとんど何も調べないまま行きました。というか、朝、調べようと思ったら、先着100名様にポストカードをプレゼントします、という情報が目に入り、これは急いで行かねばと思って(笑)、ほかの絵のことを忘れてしまいました。私は9時10分ころに着いたので、悠々ポストカードを、と思ったら、もうありませんでした。みなさん、早い!
ただ、平日ということもあって、さほど混んでいなくて、「天文学者」などしばらく独占して観ることができました。例によって左側の窓から差し込む光。天球儀を触る天文学者の立派な体格と知性豊かな面差し。やはり期待は裏切られませんでした。
 ところが、私がこの日一番感銘を受けたのはこの絵ではなかったのです。あまり注目されていなかった絵だったのですが、コローの

     コローのアトリエ

コローのアトリエ

が一番でした。マンドリンを片手にキャンバスを観る女性の後ろ姿。それだけの絵ですが、彼女はマンドリンを弾いていて、その手を休めてコローの絵に見入っているかのようです。彼女の心がすっと私の胸に入ってきました。や、そういう絵なのかどうかは知りません。専門家の方は「わかってないね」と言われるかもしれませんが、それはもう実際分かってないのですから、何も言えません。少なくともあのタッチや色の遣い方はピタリ私の好みでしたしマンドリンを手にした女性の心と身体の動きが見えてしまったのです。やはりコローは好きです。
ほかにもグルーズの「割れた水瓶」、デ・ホーホの「酒を飲む女」、ティツィアーノ「鏡の前の女」、コロー「身づくろいをする若い娘」などなど。
満足して館を出ることができました。

京都市美術館8月28日

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コメント

美を愛でられましたのね?

ほほぉ・・、センセは、フェルメールがご贔屓でいらっしゃいましたのね?
そして、コローかぁ・・。ロマンティックで、重たさに奥行きのある絵ですよね。(何よりエロティックだ)

センセのお好みは、ニコ・ピロスマニ(グルジアの巨匠)などが、私のイメージでしたので、思わぬ収穫ですわ。
※ニコについては、ただ、百万本のバラの逸話から派生しただけの、勝手な妄想です。

京都美術館の照明はいかがでした?今や何処でも展示の灯りがLEDですが。
間接照明の灯りがあると、ホッとします。

フェルメールだけでなく、乳白色が印象的な絵には、ライトの当て方でガラッと印象が変わりますよね。

で、ポストカードル。そりゃ、センセ、お上品すぎますよ・・。
タダと抽選は、戦いです。
(今ここで、厚かましい私が言うから、そうだろう、とツッコまれましたね?)

ルーブル、オルセーといえば、いつも信じられない長蛇の列。人気有るのね、御フランス・・。

そうそう、長蛇と言えば。
お盆の、上野の森美術館で。妙な迫力の列を発見。

炎天下にリュックサックを背負い、ひたすら、シャッシャ携帯を見つめて、ぞろぞろと並ぶ、男性陣。
ナンなんだ?と覗いたらば、ガンダム(アニメです)のメカニックデザイナーの展覧会でした。
秋葉原が、上野にそっくり移動したような、なんとも言い難い空間でした。
夏休みに、子供だけでなく、大人の懐も狙うなんて、凄い戦略だわ。

  • [2015/09/02 21:58]
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  • 押し得子です。
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♪押し得子さん

偉そうに言ってもまだ10点も観ていないと重います、フェルメール。残っている作品の数も少ないですしね。
コローのは学生時代に奈良で「モルトフォンテーヌの想い出」を観て以来のファンです。「モルトフォンテーヌ…」は先年神戸で再会しました。
「コローのアトリエ」だけを観るために、できればもう一度行きたいです。
ガンダムって知らないんです。ロボット? 変身するのかな?

@ガンダムって知らないんです。

・・・いや、はい。そりゃ、そうでしょう。むしろ、そうで在って欲しいです。
(が、もし?仮に。
センセが、アキバ系の、オタクと言う種類に属されていたとしても、敬意の念は変わりません。)

  • [2015/09/03 07:13]
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  • 押し得子です。
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♪押し得子さん

いやぁ、お恥ずかしい。
月光仮面、七色仮面、少年ジェット、ウルトラマンくらいはいくらか知っているのですが、それ以後はさっぱりです。
ガンダムのフィギュアのようなものを集めるのかな?
アキバ系ということば自体よくわからないのです。
というわけで、とても敬慕していただく価値のない人間です。
押し得子さん、元気で、ますます舌鋒鋭きを期待しております。

かくいう私も、ガンダムは20年くらい前にTV放送を、
チラッと見ただけの通りすがりです。変身ものの、おとぎ話の世界では無かったなあ。

人体型の兵器に、民間の少年が搭乗し、宇宙で核ミサイル(と、思います)を撃ちまくり。
どっかの敵(異星人かな?でも、人間です) から、地球を守るとか、なんとか・・。

ストーリーが複雑なのでしょう。ウィキペディアには、映画・史上最大の作戦より、
長~い記述で紹介されています。読む気が失せるほど・・。

周囲に居る、暑苦しいガンダムファンに、
あらすじと結末を聞いても、未だ、よく分かりません。
いい大学を出た中年が、説明できないほどの物語なんて、私には難攻不落です。

サブマリンも知っているが、理解はしていない、とか。曰く、
俺はオタクじゃないから、だ、そうです。秋葉原も行ったことない、とのこと。
(・・だから、オタクじゃないと言い切る根拠が分からない・・) 

ま、秋葉原をアキバハラと読んでいた私なんぞは、踏み入れてはいけない世界です、はい。

そうそう、私のアニメの初恋は、エイトマンです。
(再放送とはいえ、センセの仮面シリーズと同じく、白黒アニメだ・・) ひえぇ~!!

  • [2015/09/04 06:31]
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  • する毒は無い、押し得子です。
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♪押し得子さん

変身しないことがわかっただけでも収穫でした。なぜ秋葉原とガンダムが関係あるのかは今なお謎ですが。
アキバというのは秋葉原とイコールなのかな。秋葉原って電気屋さんの町じゃなくなっているのかな。いやもう、まったく浮世からかけ離れています。
ちなみに、「サブマリン」さんというのは押し得子さんのベターハーフです。なぜサブマリンさんというのかはプライバシーに関わるので申しませんが。

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