個性 

他人と同じことをすると安心するのが日本人の性癖なのでしょうか。名所旧跡に行って、ガイドブックの写真と同じものを見ると喜んだり、何とかケーキが有名だというと列をなしてでも買いに行ったり。
出る杭は打たれる、といいますし、横並びが安心だという人も少なくありません。何かに包まれていたい、という日本人の感覚のなせるわざだろうか、とも思います。神社の森に包まれるように、自分の個性を没して隠れるように生きていたいということなのかもしれません。
作家の

     塩野七生さん

が、ファッション関係のものを買う時に店員さんに「これは評判が良くて皆さんお求めになります」などといわれたら絶対に買わないとおっしゃっていました。個性が大事なのに、同じものを買ったってしかたがないでしょう、という理屈だと思います。確かにその通りだと思います。
 塩野さんはこんなこともおっしゃっていました。日本人がイタリアに観光に行くと旅行雑誌とか女性雑誌に載っている店にしか行かない。だからイタリアの製造業者はそういう雑誌に載せてもらおうと一生懸命になる。しかも日本人はあまり高価なものを買わないので、高級な店では日本人がよく来るようになると超高級品を片付けて、

    中の上

くらいの品を店に並べる。
 塩野さんらしい観察ですが、いかにもありそうな話です。

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実は私も、人と同じことはあまりしたくないタイプです。その意味ではヨーロッパ系(笑)なのかも。
ベストセラーをめったに読まない、というのもそういうことのあらわれです。ま、最近は本を買うお金がないだけのことですが(笑)。
だからこそ、誰も手を付けようとしない

    浄瑠璃

の創作などに興味があるのかもしれません。これならあまり書こうという人がいませんので、私の駄作でも曲を付けてもらえたりするのです。
私、これでも昔は小説を書いたり、詩を書いたりしていました。しかし、とてもものにならないと自覚しましたので、そのうちに短歌に一生懸命になりました。これはそれなりに気に入って、今もときどき詠んだりしています。
その後は

    落語作家

になりたいと思うようになり、いくつか書いたのですが、なにしろ笑えない話しか書けないのでどうしようもありませんでした。
そして行き着いたのが浄瑠璃ということになるのかもしれません。
今もほとんど毎日寝る前には話を考えたりしています。でも結局これもものになりそうにはなく、どうも私の個性は「ものにならない創作にこだわること」にあるような気がしてきました。

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