負うた子に教えられ 

「負うた子に教えられ」と書いたのですが、実際彼女を背負った覚えはありません。そんなことをしたらセクハラで訴えられていたかもしれません。
このブログに最近コメントをしばしばくれる

    押し得子さん

は、以前にも書きましたが、わずか一年だけのおつきあいの人なのです。某大学で私が非常勤講師として教えにいったときに、学生さんだったのが彼女で、けっして「恩師と教え子」などというような関係ではないのです。彼女にはちゃんとした恩師がいて、その先生は私もいろいろ教わった偉い先生なのです。私など所詮安っぽいパートの教師だったわけですから、授業以外で勉強のお世話をしたくてもできなかったのです。ところがなぜか今なおメールやこのブログで付き合ってくれています。
最近

    藤原道長

のことを書いたところ、彼女がいくつかのコメントを書いてくれました。
あの人のどこに魅力があるのか、というのが主な論点でした。
私は権力者が嫌いですので、道長なんてほんとうなら毛嫌いしてもいい人物のはずです。親父さんが摂政で、姉は天皇の奥さんで、兄貴は関白、そんな家柄に生まれて、最高権力者になったのですから、私の最も嫌うタイプです。
それなのに、なぜ一生懸命になっているのか。彼女の疑問で私はふと我に返りました。

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私は日本政治史の研究家ではありません。そういうのは苦手なのです。あくまで文学の世界で遊んでいたいのです。しかし道長は「政治家」ということになっています。これはかなり矛盾ですね。
で、ふと気づいたのです。私は彼に付けられたこの

    肩書き

を外してからこの人物を見ているのだ、と。
こんな具合に、教える立場にいると、教わることがいくらでもあるのです。私は授業料を払っている学生さんに何と多くのことを教わったことか分かりません。また、自分でしゃべっているうちに考えがまとまってきたり、ふとアイデアが浮かんだりすることもあります。
話がそれますが、文楽の技芸員さんたちも早いうちに

    弟子

を取った方がいいと思うのです。もちろん後輩とか弟弟子を指導はなさっているでしょうが、そういう問題ではありません。
学生さんは私にものを教えてやろうと思っているわけではないのです。ところが彼ら(私の場合はすべて女子大生なので「彼女たち」)が何かのはずみで言ったことが私にとってヒントになったり、自分自身を顧みるきっかけになったりするのです。ありがたいです。

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コメント

道長サマの怨念だ・・。

何でしょう、この冷や汗・・。
(どう考えても、バチが当たったのだろう、道長様の)

恩師と呼ばせて下さらない、センセの、道長様の手ほどきを拝読しまして。やはり、センセって好きだわ、と大・爆笑いたしました。

@私は道長に優しくされても、やつのいうことなんて聞かないだろうな、と思います。

あれだけ道長様と戯れていらっしゃるのに。彼を現実的に想像したら、遠ざけるだろうって、(しかも、ヤツ呼ばわり)センセ、流石です。

と、受講料も払わずに個人授業をねだっておきながら。こんなことしか、言えないって、どうなんだろう・・。

道長様、センセの直近の原稿を拝読出来た暁には。きっと、恐らくあなた様とお近づきになれるかと存じます。
(まだ、懲りない、わたし。)

はい、センセの公開処刑は、授業料なのだと認識しております。自戒、違う。次回もよろしくお願い申し上げます。

  • [2015/09/22 22:00]
  • URL |
  • 押し得子です。
  • [ 編集 ]
  • TOP ▲

♪押し得子さん

やはり恩師というのはあの偉い先生のことをいうのだろうと思います。
本居宣長が一度しか会わなかった賀茂真淵を師と仰いだ例はありますが、真淵と私では差がありすぎます(宣長と押し得子さんもそこそこ差がありますが・・笑)。
公開処刑しても逃げない押し得子さんはやはりこれまでで最高の教え子さんです。

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