階段
- 日々牛歩
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私の家の最寄り駅は、子供のころは高架ではありませんでした。
田舎町ですし、かなり前のことですから当然ですね。
駅のそばを横切る道には踏切があり、遮断機は
手動で
上げ下げしていました。警報器はなかったので、電車通学だった高校時代は、駅に向かって歩きながら遮断機を見るのです。それが降り始めると、自分の位置と照らし合わせて、走り出すか、早足で歩くか、あきらめるかを判断するのです。
警士さんとでもいうのでしょうか、遮断機係の人はたいていおじいさん(に見えた)で、遮断機か降りつつあるのに強引に渡ろうとする人がいたら
「こらっ!」
と怒鳴っていました。明治生まれ(に見えた)の頑固おやじそのもの。
もっとも、あのころはまだ駅員さんもえらそうにしていて、電鉄会社はどこか客商売という感じがしませんでした。
最寄り駅の目の前には昔ながらの「市場」があって、雑然としていました。
駅の向こう側には老舗のホテルがあり、駅をはさんでかなり雰囲気が違いました。やがて、駅周辺に再開発の機運が高まり、駅自体も高架になったのです。踏切はなくなり、おじいさんも姿を消しました。
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ところがこの駅、ホームは三階になるのですが、階段をひたすら昇らねばなりませんでした。
高齢の方は大変だったと思います。まだ
バリアフリー
という発想が乏しく、「お客様本位」ではなかったのでしょうか。
やがてエレベーターやエスカレーターが設置され、やっと高架駅としての姿が整いました。
神戸や大阪に行く中継駅は電車が平面交差することで有名でした。それも今はなくなり、駅舎は高架になりました。もちろんエスカレーターやエレベーターは設置されています。
仕事に行くとき、私は四か所の高架駅を使いますから、四回エレベーターまたはエスカレーターを使ってきました。
ところが最近は、少しでも歩かねばと思ってすべて
階段
を昇降しています。
仕事場でも下りは階段。昇りはワンフロアだけ駆け上がるようにしています。
なんとかの冷や水で、いかにもあがいている(笑)ようですが、わりあいにまめに励行しています。
階段の駆け上がりは、実は始めたときは途中で躓きそうになったのですが、今はかなりうまくいけるようになりました。
図書館も、ありがたいことに(笑)バリアだらけで四階まで階段ですから、私の部屋から図書館を一往復するだけで1000歩くらいになります。
電車で通勤して授業のたびに、図書館に二回、雑用のために一回階段の昇降をすると、家に帰るまでに一万歩くらい歩けます。
でも、なかなかダイエットは難しいです…。
- [2015/11/21 00:00]
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