尼崎の名月姫(1) 

ずいぶん前に、大阪府能勢町の人形浄瑠璃のために「名月乗桂木」という小品を書きました。その時から

    名月姫

の伝承にはやはり興味があります。このブログにもそれに関することを書いたことがあります。名月姫の伝承は能勢にあるだけでなく、兵庫県尼崎市にもあります。
やはりそれぞれの地域で、自分の地域にとっていやなことは伝えたくありませんから、名月姫の伝承も能勢と尼崎では微妙に異なっています。簡単に言えば、名月姫の夫となった能勢の男がいい男なのかそうでないのかということになります。
名月姫は平安時代末の人ということになります。尼崎の伝承では、今の尼崎市の尾浜あたりの領主、三松刑部在衛門尉国春が多聞天によって8月15日(中秋の名月)に女子を得たことになっています。親孝行でとても美しい娘に成長したこの名月姫を能勢の家包という男が連れ去ってしまい、父は娘を探し回ったのです。ところがその途中で福原に人柱を建てることにした平清盛が国春を捕らえてしまったそうです。それを知った名月姫は父と対面はできましたが、能勢に戻って寺を造営、さらに尾浜に戻って大日堂を建てて晩年を過ごしたというのです。
この大日堂の場所が今の

    尾浜八幡宮

だそうです。
能勢については以前にも書きましたが、名月姫を嫁に迎えて幸せに暮らしていたのに平清盛が彼女の美貌を知って召しだそうとしたので福原に向かう途中で自害し、その場所が名月峠だというものでした。

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どちらが正しいとのか、あるいはどちらも違うのか、そういうことは今は置いて、それぞれに地に伝承があることを重んじておきたいと思っています。
能勢の名月峠はもう何度も行っているのですが、尼崎のほうは久しく訪れておらず、写真もどこかへ行ってしまったのできちんと撮っておこうと出かけてきました。
阪急電車ですと塚口駅を下りてほぼまっすぐ1.5kmほど南へ行くと「尾浜町」があります。最寄の駅はJR立花か尼崎かあるいは塚口になると思いますが、それでも1km以上の距離があります。
私はもちろん阪急塚口から行きました。山手幹線を越え、名神高速をくぐると

    庄下川

があり、この川に沿ってさらに南下すると名月橋、さらにその南には新名月橋が架かっています。
近づいてきたな、という気持ちになります。

尼崎 名月橋(庄下川)
↑名月橋

尼崎 新名月橋(庄下川)
↑新名月橋

この新名月橋の西詰めに、私が目指す

    尾浜八幡神社

があるのです。

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