自信、ありません 

学生と年齢が離れていきます。なにしろあちらはいつも18〜22歳ですから。
思えば私が初めて教えた学生はもう50歳前後になっているはずです。早く結婚した人なら孫がいるかもしれません。そう考えるとちょっとびっくりです。
あの頃、私は当然若いですから、学生の中から配偶者をさがそうという気持ちはまったくなかったとはいえません。非常勤講師として行ったある大学では、そこの大先生が「あんな、あんたかて学生と付き合う権利はあん(る)ねんで。ただし、

    一人限定

やで」と言われました。
人気のある若手教員は学生もけっこうちやほやしてくれますし、そのまま近寄ってきた学生と結婚してしまった人も何人か知っています。私の場合は人気がありませんでしたので、幸か不幸か学生とそこまで深い付き合いをしたことはありませんでしたが。それでも「お兄ちゃんと妹」のような関係はあり得ました。それがいつのまにか「お兄ちゃん」ではなくなって、「親戚の若い叔父さん」くらいになって、やがて我が子と同年代の学生を教えるようになって、というありさまです。光陰は早いものです。
年齢が離れていくと、こちらとしてはいくらか自信もできてきます。新米教員の頃は自分とさほどレベルの違わない人を「教える」わけですから、「どう考えても世間知らずの自分より学生の方が

    おとな

だよな」と思うこともしばしばでした。

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今となっては、さすがに学生は子どもです。経験が違います。彼女たちには失礼ですが、ちょっとやそっとでは負けません。
それだけに授業内容にもいくらかの自信が出てきます。これくらいの話をすればこういう理解をしてくれるだろう、という筋道もおおむねわかってきました。何を言ってはいけないか、何をすればいいか、というのも、本来こういうことを判断するのは苦手なのですが、以前に比べるとわかってきたように思います。
にもかかわらず、最近、授業に

    自信

がありません。
いつも悩まされるのは私語です。私は何とも思わずに授業していても、あとで学生から「今日はうるさい人がいました」というクレームが来ます。こればかりは学生に協力してほしいのですが、箸が転んでもおもしろい年代ですから、さしたる悪意もなくしゃべってしまうのでしょう。普通の先生なら「そこの学生、静かにしなさい!」と注意することができるのですが、私はさっぱりです。「私語をきちんと制しているか」というのは教員に取って重要課題なのですが、

    私は0点

です。もっとも、中には私語しようと寝息を立てようと平気、という教員もいて、そこまで開き直れるなら幸せかもしれません。
もうひとつ、授業をきちんと聴いていない学生がやはり多いことに気づかされます。私はいつも学生にその日の話から感じ取ったことを書かせるのですが、根本的に間違ったことを書いてきたり、しっかり説明できたと思っていたことを質問してきたり。私の授業は何だったんだ、という気持ちになります。もう、教員としてはダメなのかな、と感じます。

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