2月の文楽 

2月の文楽東京公演は、嶋大夫師匠の引退がありますからチケットは取りにくいようです。嶋師匠は大阪と同じ演目で、一門が並んでの掛け合いだとか。
引退披露口上は

    四世竹本越路大夫

以来ありませんが、それだけ難しいものなのですね。あんなものいらないというご意見もありますが、私はやはり越路師匠の時の思い出がありますから、あってもいいと考えています。しかし住大夫師の引退口上がなかったので、今回も見送られたのでしょうか。あのとき私は、住師匠の口上はぜひ実施してほしいと思いました。その考えは今も変わりません。住師が大人物だけに、前例になってしまうのですから。
口上が一幕あるというのはそれだけでも興行としての意味があると思っています。そういうことは無視すべきでないというのも私の考え方にはあるのです。
口上があっても、本人は何も言いません。しかし越路師匠は平成元年5月の東京公演千秋楽で舞台から直接観客に挨拶されました。私は、大阪でも、毎日でもかまわないので、第一部終演後に

    舞台で

嶋師匠に直接挨拶してほしい。「みなさま長らくありがとうございました」のひとことでもいいから。
幕内の事情は知りません。でも多くのお客さんは「嶋大夫」を改めてしっかり目に焼き付けたいと思っている、と私は信じているのです。嶋師匠がそういう挨拶をなさったからといって、伝統芸能の格式を損ねたなどとは思いません。

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さて、2月公演は、以前は近松作品を並べて3部制にしていましたが、このところは近松に限らないもののやはり3部制のままで短い演目が並びます。
今回もうひとつ気になる演目が、夜の部の

    義経千本桜

です。普通なら玉男さんの知盛、和生さんの典侍局というところかもしれません。ところが今回は勘十郎さんが知盛を持たれるようです。勘十郎さんの知盛? これまでありましたっけ? どう考えても思い出せません。
この人なら何でも大丈夫、と思いますし、玉男さんとは違った動きのある知盛になるのかなと思います。先代〜当代玉男の系譜のみならず、いろんな知盛があっていいので、むしろいくらか違った知盛像を期待しているのですが、さてどうなりますやら。
こういう場合、やはり玉男さんにアドバイスしてもらうのでしょうか。左は幸助さんがつくのでしょうか。そういうところまで気になる配役です。
この演目では道行も出ます。
畏友勘弥さんの狐忠信、文昇さんの静御前という配役もとても気になっています。ちょっと前なら

    フレッシュコンビ

と言われたでしょうが、このおふたりなら、もはやそうも言えません。勘十郎さん、左を持ってあげて・・・(無理か)。
ゆとりがないのとチケットの問題とで行けないのではないかと思うのですが、ほんとうに行きたいです。

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