レポート 

学生時代、期末試験というのはあまりありませんでした。なにしろ文学部ですから、知識を問うような試験をしてもあまり意味がないのです。それより自分で調べて考えたことをレポートすることが重要なのです。
明確には覚えていないのですが、当時は後期の開始が10月1日で、2月の初め頃に試験があったように思います。試験の場合はほとんど「〜について述べよ」というもので、問題文は1行くらい。あとは白紙で、そこにひたすら

    自分の考え

を書くのです。鉛筆1本ではダメだったと思います(私は当時から今に至るまでシャープペンシルは使わないのです)。
ゼミでは課題すらなくて、この半期の間に考えたことをレポートするというのが普通でしたし、大学院の時は平常点のみだったように記憶します。
そのレポートなのですが、締切は3月だったと思います。ですから、試験のあと、1か月ほどはひたすらレポートを書くのです。ひとつの科目に原稿用紙にして10枚から数10枚。私は一番多いもので70枚ほど書いたように思います。後日先生が「また別の形でまとめるようにしなさい」とおっしゃって返してくださったことがありました。普通は成績をつけたらレポートは処分してしまうので、論文になりそうなものは返してもらえるわけです。
そうやってじっくり時間をかけて考えたり調べたりして書くことで、

    卒業論文

などにつなげる準備をしていたのです。おそらく先生たちの考えもそういうところにあったのだろうと思います。

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1月の終わり頃、仕事場の図書館に行くと、普段見られない光景に出会います。この図書館は、2階、3階に学生が専門で勉強するための本が置いてあります。私は3階の歴史、4階の文学や美術の本を求めて行きますから、3階で学生に出会うことはしばしばあるのです。でも4階まで上がってくる学生はめったにおらず、教員もいませんから、いつも私が独占しているようなありさまです。ところが1月の終わりには学生がかなりいるのです。多くの学生は自分のパソコンを持ち込んで勉強しています。

    レポートを書く

ためです。同じ時期に試験もありますから、試験を受けたあと図書館に行ってレポートを書き、家でも試験勉強とレポート書きでおおわらわのようです。
学生の中にはWikipediaなどを写してごまかす者もいますが、そういうのはすぐに見分けられます。教員はそれを見つけると得々として悪い点をつけます。
でもね、こんな日程で立派なレポートをいくつも書けというほうが無理ではないのでしょうか。後期の成績を出す締切は2月5日なのです。ですから教員も大慌てでレポートを読まねばならず、学生の提出締切も逆算するとこんな時期になるのです。4年生は卒業の問題があるのでしかたがないとして、1〜3年生のレポートはゆっくり待てないものかと思うことがあります。
私の学生時代は、成績はたいてい次のセメスターに入ってから出ました。後期であれば次年度に単位が取れたかどうかがわかるのです。夏休みも近い頃に事務の人に会うと「○○先生の成績が出てるよ」といわれることがありました。

    のんびりしたもの

でした。
もっとも、今、締切を先延ばしにしても学生が喜ぶかというとそうでもないような気がします。一時的にはしんどくてもいいからさっさと終えてバイトや旅行をしたい、という人も多いですから。

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