ショートショート浄瑠璃 

長い間上方文化、特に芸能を支援し、その発展に少なからず寄与してきた雑誌『上方芸能』が次号で終刊となります。
最初の編集長だった木津川計さんはやがて森西真弓さんにその立場を譲って「代表」となられ、さらに広瀬依子さんが編集長になられることで、森西さんが代表、木津川さんは「発行人」という立場で関わっていらっしゃいます。
私は森西さんとは同年代で、最初からいわゆる「タメ語」でしゃべったりしていました。広瀬さんや木村さんという編集者とも親しくなり、木村さんに至っては今なお個人的におつきあいがあります(清い関係です・・笑)。その木津川さんが80歳になられ、しかも、もともと

    ペイしない

雑誌ですから、これ以上は続けられないということで終刊を決意されたようです。執筆者が原稿料を受け取らなかったり、逆に寄付したり、読者も雑誌を買うだけでなく維持基金を寄せたり「提灯広告」という形で支援されたりしました。そんな

    家族的な雰囲気

のある編集部でした。
嶋大夫師の引退、『上方芸能』の終刊というこの年は、上方の芸能にとって落日なのか、新時代の到来を告げる時期なのか。それはいうまでもなく次代を担う若人の双肩にかかっているのです。心ある若者が出てくる事を願います。

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最終号は、歴代の執筆者のみならず読者のみなさんもいっしょになって(こういうところも家族的です)、ひとり400字のメッセージで「さようなら『上方芸能』」の特集になります。通常のページはなくなり、すべてメッセージで埋めるとのことです。長文の論文なら、ある程度は執筆者の書いた通りでいいのですが、こういう短いものですとチェックする事が多くなるだろうと思います。今ごろ編集部は

    てんてこ舞い

しているのではないかとお察しします。
私は迷惑をかける形で「文楽評」から身を引きましたので、メッセージは遠慮しようかと思っていました。それでも何か書き残したい気持ちは持っていたので、「『上方芸能』は人を育て、人をつなぐ雑誌でした」という20字ばかりのメッセージを送ろうかなと思っていたのです。ところが「やたけたの熊さんが同じような事をもっとおもしろそうに書かれるらしい!」という情報を得ましたので、これはダメだ、あの人には負ける、とふたたび断念に傾きました。
そのとき、ふと思い出したのです。メッセージには「肩書き」を書いてください、と執筆要領に明記してあったことを。最近、私は半分シャレで「創作浄瑠璃作者」を名乗っており、今回もこれを使うことになります。それならやはり浄瑠璃を書かなきゃまずいでしょ、と思ったのです。そこで決めたのが400字の超短編、いわば

    ショートショート

の浄瑠璃で送別の辞としようという事です。さっそくとりかかったのですが、400字なんてすぐに突破してしまいます。しかも擬古的な文章ですから、思ったより大変でした。結局丸1日かけて書き上げ、2月の末に送ったのでした。編集長は「なんじゃこりゃ?」とゴミ箱に捨てたのではないかと心配していますが、そうでなければ掲載されるかもしれません。みなさん、買ってね♪

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