阪神沿線芦屋近辺 

私は阪急電車の沿線に住んでいます。京都への大阪へも神戸へも阪急を使いますから、大阪と神戸を結だけの阪神電鉄にはめったに乗りません。阪神沿線にある西宮の図書館に行くときも阪急夙川駅から歩いて行きます。
阪急沿線は山の手、阪神沿線は下町の雰囲気があります。あえて言うなら、阪急のほうが高級感があるのです。たとえば芦屋市を例にとると、いわゆる高級住宅街というのは阪急電鉄の線路よりさらに山側にあるのです。私など足を踏み入れるのも申し訳ないような

    六麓荘町

はかなり山側です。ここはお屋敷がたくさんあって、それも半端な広さではないのです。芦屋市に住む人は誰もがお金持ちなのではありません。山の手の一廓に桁外れのお金持ちがいるのです(笑)。
と書きましたが、私はけっして阪神沿線の悪口を言っているのではありません。むしろ阪神沿線の雰囲気は好きですし、歴史的には西国街道に近い阪神沿線の方が芦屋の中心地だったのです。
私は大学院生の頃、芦屋市内の高校で非常勤講師をしていました。最初、そこに行かないかと言われた時、「芦屋なら

  お嬢様やお坊っちゃま

ばかりの学校かな?」と思いました。ところが言ってみるとまるで違って、とても庶民的というかごく普通の高校生でした。生徒の住所録に「芦屋市六麓荘町」という文字はありませんでした。ホッとしました。それもそのはず、県立高校であったうえ、所在地が阪神電鉄よりさらに南側、騒音のひどい国道43号線と接するところでした。あまりにもうるさいので窓を閉めないわけにはいかず、あの当時としては珍しく6月頃からは冷房が入ったくらいです。

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その高校で何かと親切にしてくださった年配の英語の先生から「君、詩人の富田砕花さんのお宅がすぐ近所にあるん、知ってる? 谷崎潤一郎の邸宅やったんですよ。谷崎が松子さんと結婚したときのお屋敷で、砕花さんがそのあと住まはったんや。今度行ってみなさい」と教わりました。阪神沿線のことはほんとうに何も知らなかったので、教えていただいてありがたかったです。
今は富田砕花顕彰会が管理しているというこのお屋敷は、芦屋を流れる

    宮川

という小さな川のそばにあります。谷崎が「源氏物語」の現代語訳を執筆したところだそうです。
阪急電鉄芦屋駅のすぐ側には猿丸太夫の墓というものがあり、私が高校の講師をしていた時に芦屋市内を散策していたら「猿丸」という表札を見つけてびっくりしたこともありました。今も「猿丸さん」はお住まいなのでしょうか。阪急より南、阪神沿線には業平町や伊勢町があるように、

    伊勢物語

にも出てくる町ですし、業平の父である阿保親王塚(実際は親王の墓ではないと思われますが)もあります。
なんとなく神戸の御影や岡本ともに超高級住宅の居並ぶ町のような印象を持たれる芦屋ですが、それだけではない顔も、特に阪神沿線にあります。
そういえば、阪急芦屋駅から高校に通勤していた若き日、必ず芦屋川に架かる業平橋を渡っていました。

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コメント

沿線住民です!

阪神芦屋、私の最寄駅です。
阪急に比べ、高級さは格段に落ちるかもしれませんが、昔の大阪の大金持ちの皆様の、オーシャンフロントな別荘だったであろうお屋敷が今でも散在しております。
「芦屋に住んでるんやて、すごいな!」と友人にからかわれても、「いやいや、しょせん私んとこは阪神芦屋やし!」みたいな言い訳もききますしね(笑)

ところで、伊勢町は実は伊勢物語には関係ない地名なんです。
芦屋市公報のURLを貼り付けておきます。
いわば、「旅行積立」がそのまま地名になったような経緯だったみたいですね

♪金太郎さん

そうでしたか。
失礼なことを書いていなければいいのですが・・・。
なるほど、オーシャンフロントという形の別荘もあるのですね。そういえば、芦屋浜あたりにはテニスコートもありますし、浜ではヨットを楽しむ方々もいらっしゃって、その方々がお金持ちかどうかは別にして(笑)、どこかセレブっぽいです。
私、伊勢町は伊勢物語由来だとその高校の先生に教わったのですが、ウソだったのか(笑)。金太郎さんに教えていただいて今後は間違わないで済みます。ありがとうございました。

そして…

伊勢講でお参りした帰りに、古市油屋あたりで楽しまれたのでしょうね。
江戸時代の芦屋の諸先輩も(笑)

♪金太郎さん

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