白日(1) 

中華民国の国旗は「青天白日満地紅旗」です。旗の左肩に青空と十二の光芒を放つ白い太陽、すなわち「青天白日」があり、右側と下部は赤に染められています。「青天白日」の部分だけを見ると日本の「日の丸」とも通うところがありそうです。
「青天白日」ということばは

    「清廉潔白

で、後ろ暗いことがない」という意味で用いられますが、出典は中国の韓愈(唐宋八大家のひとり)の「崔群与書」(崔群に与ふる書)の一節だそうです。罪を問われた人の無実が証明された時にも「青天白日の身となる」といわれることがあります。
私も学校の教員ですので、清廉潔白でありたいとは思うのですが、現実はそうもいかないのです。いつも

    後ろめたさ

を抱えながら生きています。自分のだらしなさ、非情さに嫌気がさすことも珍しいことではありません。「後ろめたい」というのは「後ろ目」「痛い」ということで、本来は「他人を後ろから見ていて大丈夫かなと思うこと」なのですが、それが転じて「自分のすることについて他人がどう思うか気がかりだ」という意味になり、今は後者の意味で用いられることが多いと思います。こんなだらしない生活をしていて、他人はどう思っているのだろう、という感じですね。身につまされます。

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「白日」は太陽ですが、太陽の色は赤いとも黄色いともそして白いとも見えるのですね。月の色も黄色い、白い、銀色、時には赤いなどさまざまに見えます。「お空に銀のお皿、なあに?」というなぞなぞが外国にはあるようです(正解は「すし」ではありません)。

    「白日の下に晒す」

というと隠れていた不正などを広く公にすることをいいます。権力者が不正をすると大変な事になりますので、こういうものは白日に晒すべきでしょう。
しかし最近、個人的な事でも、本人にとって後ろ暗い事を明るみに出す事が正義であるかのような考えや行為が後を絶ちません。
今は「不倫」を暴くと雑誌などが売れるので、著名人の浮気まであたかも大事件のように報ぜられます。そして「続報」を書いたり、「謝罪会見」などといって本人に頭を下げさせてそれをまた「正義は勝つ」とでも言いたげに雑誌に載せたりして、結局何度もおいしい儲けになるのでしょう。実際、それが読みたくて雑誌を買う人もいるわけです。
私は不倫を推奨するものではありませんが、それは個人及び家庭の問題であって、雑誌の取材など

    余計なお世話

以外の何物でもないと思っています。
ある著名人が少なくとも5人もの女性と浮気していたと伝えられ、本人は意欲を持っていた参議院選挙への出馬をやめたというできごともありました。
それに関してこの人と知り合いだという瀬戸内寂聴さんが、こうなったら小説家になりなさい、小説家だったら不倫してもそれをネタに小説を書いても誰も文句は言いませんよ、という意味のことを新聞に書いていらっしゃいました。強烈な皮肉だと思います。

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