授業なのか何なのか・・ 

時々申しますが、私はもう国文学の授業はほとんどできません。やはり国文科の教員に戻りたいですが、もはやそれは夢物語です。だったら、好きなことだけすればいいかというと、そうはいかないのです。たくさん授業をさせてもらわないと生活がさらに困りますから。
なんとか担当科目を確保すべく「何でもやります」と宣言しているのですが、心の奥底では

    美術

の授業をしたいと思っているのです。もちろん絵を描くわけではなく作品鑑賞、あるいは美術史です。私の場合は特に日本美術です。私の勝手で言っていることではありますが、時々学生が「この大学は美術の授業はないんですか?」と言っているのも事実です。文学や音楽はあるのに、なぜ美術はないのか、と。
私は絵を描くのはまるでダメですし、色彩感覚もお粗末です。ただ、絵を観るのはずっと好きでしたし、特にこの15年ほどは音楽がダメになった分、絵画への興味は一気に膨らみました。
日本美術と言いましたが、学生時代に

    絵巻物

に引かれて最近はずっと一般の方々と一緒に絵巻物を勉強しています。観点はどうしても文学になりますが、絵巻物の魅力を伝えることは何とかできそうな気がしてきました。もちろん実際にこういう授業が成立するとは思っていません。あくまで手前勝手な夢物語なのです。

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去年初めて担当した科目に「生涯学習論」があります。これを担当するにあたっては必死で勉強しました。生涯学習の歴史や現状、未来を学校から「参考にせよ」ともらった本はすべて読みましたし、それ以外にも図書館などであれこれ調べました。要領が分かりませんから授業しながら勉強するというありさまで、しかも受講者が80人ほどいますのでかなり予習復習にはかなり時間がかかりました。そしてこの授業は今年も続けているのですが、去年の内容を

    マイナーチェンジ

したものがベースなのですが、話しているうちにどうも話題が横に逸れがちになって、授業なのか雑談なのか分からなくなってしまうことがあります。
学生から「先生は今どんな『学習』をしていますか?」などという質問が出てくるのですが、そうするとつい植物の栽培や料理の話などをしてしまいます。すると学生は「私の父も最近こんなことを始めました」などと言ってきますので、またそれを話題にしゃべったりします。
料理については、

    一人暮らし

を始めたばかりの学生が切実な問題として関心を示します。こういう学生をサポートするのも大事だと思っていますので、失敗談を含めて(大半は失敗談かも)あからさまに私の料理体験を話したりしています。
宗教の話もします。宗教は教育によらない生涯学習ともいえるからです。小さな子どもから高齢者まで同じように教会に行って説教を聞いたりしています。一方、宗教が時として引き起こす社会問題にも触れます。その他、図書館の話、動物園や水族館までを含む博物館の話、心理学に関わる話、経済活動に関わる話、終末医療の話。授業なのか、授業に名を借りた「私の人生とあなたの人生」の話なのか。ほんとうにわからなくなってきました。

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