薔薇(2) 

バラの話なのに、『源氏物語』のことに触れるとつい調子に乗って、関係ないことまで書いてしまいます。昨日書いた朧月夜(右大臣の六番目の娘)という女性は光源氏が二十歳の春に内裏の花(桜)の宴で偶然出会った人なのです。そのとき彼女が「朧月夜に似るものぞなき」と口ずさんでいたため、一般に「朧月夜」と呼ばれています。桜の宴で出会いそのあと右大臣邸での藤の宴で再会するのです。後年、四十歳になった光源氏が人生最後ともいえそうな

    恋の炎を燃やした

相手もこの朧月夜でした。私が源氏物語を読んでいてもっともドキドキする女性といえばこの人なのです。朧月夜は毒々しいわけではないのですが、優艶で、強く拒絶したりしないなびきやすい性格で、私のような純粋な人間はあっというまに虜になってしまいそうです(笑ってはいけません)。藤の花が風に揺られるようなイメージもあるのですが、なんとなくバラも似合いそうに思います。
話が変わります。私は断片的にしか読んだことがないのですが、池田理代子さんの

    『ベルサイユのばら』

は名作の誉れが高く、ベストセラーになりました。
フランス革命前後の男装の麗人であるオスカル、その幼なじみのアンドレ、王妃マリー・アントワネット、スウェーデン貴族のフェルゼンらを中心に繰り広げられる物語です。
宝塚歌劇では、1974年に榛名由梨さんのオスカル、麻生薫さんのアンドレで初演されて大ヒット。その後、安和淳、汀夏子、麻実れい、順みつき、瀬戸内美八、杜けあき、一路真輝、涼風真世、安寿ミラ、天海祐希、大浦みずき、湖月わたる、安蘭けい、和央ようか、春野寿美礼、柚希礼音、鳳稀かなめ・・などのみなさんがオスカル、アンドレを演じられました。鳳蘭さんもフェルゼン役で出ていらっしゃいます。
再演のたびに話題になり、今や古典になっているといってもよいでしょう。

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宝塚大劇場の前にある「花の道」には、オスカルとアンドレの像があります。そしてその周りには、3年前に千葉県の園芸会社から寄贈されたバラが植えてあります。このバラは、フランスのバラ育種の会社である

    メイアン社

が池田さんの「ベルサイユのばら」のイメージで作出したものだそうです。
像の左右に植えられているのは深紅のばらで、その名も「ベルサイユのばら」というようです。気高さを感じるドキッとするような花です。「華」というほうが似合うかもしれません。
私は散歩のたびに蕾が膨らむ様子を見ていたのですが、

    5月4日

に花の道から観ると奥のほうに隠れるようにして一輪咲いているのを見つけました。ひょっとしたら前日から咲いていたのかもしれません。その後は観に行くたびに花が増えていました。
花の道をはさんで向かい側には黄色、白、紫、ピンク、赤のバラがあります。
説明板によりますと、白がオスカル、黄色がアンドレ、紫がフェルゼン、赤が王妃アントワネット、ピンクはロザリーだそうです。
バラ公園のように多種多様のバラを何百、何千本も観るのもいいですが、宝塚でこういう形で観るバラもまたすてきだと思います。

オスカルとアンドレとばら
↑オスカルとアンドレの像のそばの「ベルサイユのばら」

ベルサイユのばら
↑深紅の「ベルサイユのばら」

アンドレ

↑アンドレの黄色のばら

オスカル2
↑オスカルの白ばら

アントワネット2
↑アントワネット王妃の赤ばら

フェルゼン
↑フェルゼンの紫のばら

ロザリー2
↑ロザリーのピンクのばら

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