梅酒 

私の家は古いので、庭があります。血のつながりもなく会ったこともない祖父が、まだじゅうぶんに開発されていなかった田舎に土地を買って家を建て、木もいろいろ植えたのだろうと思います。
私は祖父という存在には恵まれず、父方の実の祖父は父が子どもの頃に30代で亡くなったらしく、母方の祖父は私とは70年以上も年の差があって、一緒に住んでいたわけでもありませんでしたからほとんど話をした覚えがありません。そして父の養父である祖父もおそらく私とは75年くらいの年の差のある人で、私が生まれる前に亡くなっています。
この祖父は、なかなか風流なところのある人だったようで、それは庭を見れば分かります。座敷から見て正面に池を掘り、池越しに山が見えます。つまり

    借景

にしているのです。今はもうその方角には高層マンションなどが建ってまるで何も見えませんが、昔の人はすることが粋だと思います。
祖父の代からある木は、どれなのか、あまりよくわかりませんが、松などはきっと古いのだろうと思います。桜もあったのですが枯れてしまいました。梅の木もあるのですが、これは

    兄が生まれた時

にその記念として植えたものだということを聞いた気がするのです。長男の誕生は何かと祝われるものです(ひがんでどうする!)。この梅は実をつけてくれます。あるいは昔は家で梅干しなども作ったのかもしれませんが、よくわかりません。

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ここ数年、庭の植物がちょっとしたマイブームになっていますので、昨年の6月1日にこの梅の実を採って梅酒を仕込みました。まったく経験がないのですが、情報などいくらでもある最近は、梅酒の造り方などすぐに調べられます。ホワイトリカーも梅酒用の瓶も氷砂糖も(もちろん梅の実も)、あちこちの店に並んでいます。そこで、とにかくネットで調べた情報に忠実に、梅の実以外は近所の

    ディスカウント

の酒屋で入手してやってみることにしたのです。
いくら情報に忠実でも、素人が適当に採った実で造ったのですから、うまくいくのかどうか、甚だ不安でした。そしてまもなく1年。そろそろ飲んでみようかな、とこわごわ(笑)出してみて、炭酸で割ってみました。
色は一人前にきれいです。口に含んでみるとたしかに梅酒でした(笑)。ひょっとしたらまずくて吐き出すのではないか、いやそれどころか腹痛を起こして病院に担ぎ込まれるのではないかとまで心配したのですが、我ながらうまくいったと

    自画自賛

しています。調子に乗って4日で炭酸1リットルを消費しました。250ccの梅酒の炭酸割り(缶入り)が市販されていますが、それを1本ずつ飲んだ勘定です。ホワイトリカー1.8リットルを使っているわけですから、当分楽しめます。
今年も梅の実が生っています。ただ、強風で実が小さいままかなり落ちてしまったので量が少なく、今年は手軽な梅シロップを造ってみようかと思ったりしています。兄の誕生祝いの梅でも、恩恵を受けているのは私だけです。ナイショです。

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