フットワーク 

公開講座で、今年度は『粉河寺縁起絵巻』を読みます。
先日その第一回だったのですが、受講してくださる方の中に「粉河寺に行ってきました」という方がいらっしゃってびっくりしました。「わざわざこの講座のために行ってくださったのですか?」とお尋ねしたら「もちろん」とのことでした。
こういう具合に熱心にしてくださるとありがたいやら申し訳ないやら。
粉河寺は和歌山県紀の川市粉河にある古刹で、中世には根来寺とともに紀州ではかなり勢力があったお寺でした。

    豊臣秀吉

の根来、粉河焼討ちがあり、この絵巻物が激しく焼損しているのはこのときのことだったのではないかといわれています。秀さん! 文化を大切にしなさい!
そんなわけで、今の粉河寺の諸堂は江戸時代、18世紀以降のものばかりといっていいのです。
それでもやはり場所のイメージをつかむことができますし、雰囲気はあるはずですから現地に行っていただくことは大切だと思います。
私もこの春には行けばよかったのですが、暇もお金もなくて悔しいです。
私のことはともかく、こうしてお出かけくださるのは健康のためにもいいです(行ってくださった方は80代の方)し、気分も晴れやかになると思います。

    フットワーク

のよさに感心致しました。
この講座、一昨年は『伴大納言絵巻』、昨年は『信貴山縁起絵巻』を取りあげました。この春は、奈良国立博物館で『信貴山』の展示がありましたから、こちらも行ってくださった方があるのではないかと思ってうかがってみました。すると、大半の方が挙手されてまたまたびっくり。

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で、どうでしたか? とうかがいましたら、「やはり一年かけて詳しく読んでいたので、全部の場面が理解できて、とてもおもしろかった」と言ってくださいました。
もし講座で取りあげなかったらおいでにならなかったかもしれませんから、いくらかは役に立ったのかもしれません。
所詮私のすることですから、たいしたお話はしていないのですが、こうやって興味を持って見学に行ってくださるのはとてもありがたいです。
奈良博は周辺が

    奈良公園

ですから、行けばほかに立ち寄る所もいくらでもあるわけで、そこまではうかがわなかったのですが、みなさんあちこち散策されたのではないでしょうか。
この話をしてくださるみなさんのお顔がとても明るくて楽しそうで、こちらまで嬉しくなりました。
ものはついでですので、東京の出光美術館で行われている『伴大納言絵巻』の展示のこともお話ししました。さすがに東京ですから、そう簡単にお出かけになるわけにはいかないのですが、せっかく勉強したのですから、情報だけはさしあげようと思ったのです。
するとある方が

    行ってきました

とおっしゃいました。えっ! さすがにこれは予想外でした。ていうか、みなさん、お金持ちなんですね・・・。
教養講座なんて、つまらない。ヨガとか太極拳のような健康系か創作や語学のようなものならおもしろいけれど、というのが最近の風潮かもしれませんが、なんのなんの、けっこう国文学も捨てたものではありませんでした。

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