武庫川を少し上流へ(1) 

私の居住地宝塚の散策はまだまだ止まることを知りません。同じようなところを歩いていますので、そのうち「怪しいのが朝早くからうろついている」と警察に通報が行くのではないかと案じています。
そこで、というわけではないのですが、これまで散歩コースには入っていなかった宝来橋からさらに上流を歩いてみようかと思うようになりました。
宝来橋というのは温泉街だった(今はほとんどマンションになってしまいました)あたりと宝塚駅をつなぐ橋ですが、そこから上流になるといかにも

    宝塚の端っこ

という感じになるのです。実際、宝来橋あたりから川を10分ほど上ったところで宝塚市は終わり、なんと、阪神間を代表する都会、西宮市になるのです。ところが、最近でこそ開発されて新住民も増えたのですが、もともとは歩くに歩けないような山道ばかり。このあたりにある友だちの家に行った時は夕方の帰り道が怖かったりしました。西宮市も広いのです。
宝来橋から川の右岸を遡っていくと、いきなり道が田舎の山道っぽくなります。河原を見下ろすと、宝来橋より下流はきれいに整備されているところが多いのに、このあたりは自然のまま。もちろんそれがいい、ともいえるのですが。
道沿いは崖だらけで家はほとんどなく、これは

    歩くための道

ではなく、車のために作られているのだと感じます。実際このとき歩いていたのは私一人でした。車はさほど多くはありませんが、それだけにスピードが出ていて、おまけに道がカーブしていますので見通しが悪く、さらに歩道もありません。車にしてみればこんなところをのんびり歩いている人はいないという前提で走っているのかもしれません。歩行者としてはかなりこわい道です。

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川上には異境がある、という不思議な感覚になります。というと中国の「桃源郷」が思い出されます。桃太郎の話も池に桃が浮かんでいたのでは話にならないのであって、あれは川上から流れてくることに意味があるはずです。川上には人の知らない何かがあるのです。そしてそこには長寿や健康の象徴の桃が欠かせないようです。
しばらく歩くと、切り通しになっているところがあり、山側は垂直の崖です。川の側には、元はその崖の先端であったと思われる、大きな岩があります。ここに道を通すとき、トンネルにするには高さが低すぎたのでしょうか。残骸のように川に突き出たこの岩は

    見返り岩

と名付けられていて、少し離れたところから見ても、また対岸から見ても、とても存在感があります。

見返岩(川上から)
↑見返り岩(中央。川にせり出している岩。川上から見たところ)

岩の手前には「見返橋」というとても小さな橋が架かっていて、その下には

    丁字ヶ瀧川(ちょうじがたきがわ)

という谷川が流れています。上流には実際に瀧があるのだそうです。道を外れて少しこの川に沿って山側に入ってみると、一瞬のうちに秘境に来たかのような(ちょっと大げさです)感じになります。道の明るさが消えてしまい、川の水もよく判別できません。もののけ姫の世界に入ったようです(さらに大げさです)。
ほんのわずか、街中から外れただけなのに、こんな雰囲気が味わえるとは、さすがに宝塚は田舎町です!

見返橋

丁子ヶ瀧川

↑見返橋の表示

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