稽古は終わった 

今年の奈良市内の幼稚園での文楽人形劇の稽古は6月23日で終了の予定でした。梅雨の激しい雨が心配な日でしたが、朝方はもう雨脚も弱くなっていました。今日も頑張ろうという思いで出発したのですが、長い赤信号の時に何気なく携帯を見たら園長先生からメールが入っていました
「今朝、警報が出ましたので幼稚園はお休みです。稽古もできません」とのこと。自然の営みには勝てません。早朝にいただいていたメールなのに、それに気づかずに出発していたのでした。出発してすぐだったのが不幸中の幸い。すぐに引き返して、今後について園長先生としばしやりとり。
結局、私が何とか時間の取れる

    本番前日

の午後にもう一回稽古しましょうということになりました。
「自主練習でできますか?」と私は申し上げたのですが、「何としてももう一度来てほしい」と言われ、そう言われたのでは私も引き下がることはできません。授業のあと飛んでいくことにしました。
この人形劇の稽古というのは、まったく人形に触れたこともないような方々(今年は園児のお母さんが多いので若い人たちが中心です)に一から練習してもらって、1か月後には本番を迎えるという、プロの人がご覧になったら目を背けられるようなものなのです。しかし、何と思われようと、子どもたちに

    演じる者の思い

が伝わって、喜んでもらえればそれでいいのです。「文楽」ではなく「文楽人形劇」なのですから、プロの方々に遠慮することなく、私たち独自のものを作ればいいのだと思っています。

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今年は「ごんべえさんともものひめ」という作品を書いてみました。ごんべえさんが桃を拾って持ってかえってきたら、そこから女の子が生まれ、しばらくは仲良く暮らすようになるのです。しかし、実は彼女は「もものひめ」ではなかったのです。やがて別れの日がやってきて、ごんべえさんは寂しい思いがします。
ごんべえさんは「もものひめ」に少しつらく当たったこともあるのですが、別れに際しては実の親子のように悲しい思いでいっぱいになります。お金には替えられないもの、それが

    愛情

なのだ。その気持ちがわかってくれるかどうか、なんともいえませんが、少しでも子どもたちの胸に響けば、と思っています。
人形を遣ってくださる方々にも、朗読のみなさんにも、ひとまわり大げさに演ずるつもりで、とお願いしています。人形はスケールが小さいですから(人間に比べて小さいだけでなく、目も口も動きません)大きめに動いてこそちょうどよいくらいです。朗読も、ややもすると「台本を読む」になってしまいますので、そうではなく

    「語る」

のだという意識を持っていただくようにしています。今回は特に父娘の情愛を少しでも伝えたいと思っており、もものひめが悲しそうな表情をするところも、ごんべえさんが泣く場面もあります。演出家気取りの私は無力です。稽古が終わったらもうなにもできません。あとは本番でみなさんが成果を発揮してくださるのを見守るだけです。この記事がアップされる6月30日が本番です。

2016629稽古
↑稽古の仕上げ

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コメント

文楽人形劇

今年も佳い本番になりますように。v-360

♪野崎小町さん

ありがとうございます。今から行ってきます。

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