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結婚式 

あるかたが、Facebookで「嫁菓子」のことを書いていらっしゃいました。実は私はこれまで「嫁菓子」を体験したことがないのです。こういうものは地域の終刊で当たり前のようにおこなわれるところもあればまったく無縁のところもあるでしょう。私がこれまでに出た結婚式は無縁なところだけだったということなのでしょう。
結婚式が派手なのは

    名古屋

だ、とよくいわれます。特に「嫁に出す」側が派手にすることがいいことだという考えがあるようなのですが、娘が二人いる私は名古屋の人間でなくてよかったです(笑)。
セレモニーというのが苦手なのですが、どういうわけか学生時代にはよく結婚式の司会をさせられました。もちろん、ありがたいことだと思ってすべてお引き受けしました。ある先輩が結婚されるとき、先輩ですから私は関係ないと思っていました。ところが結婚式の直前に呼び出されて、「今から言うこと、断るなよ」と脅迫されました。

    「何ですか?」

とうかがったら「僕の結婚式の司会をしろ」。「えっ! だって、司会は先輩の同級生の○○さんじゃなかったんですか?」。「あいつ、この時期になって、顔に怪我しやがって・・。『いくらなんでも包帯巻いた司会者はまずいやろ』と断られた。わかったな、やれよ」。まさか断るわけにも行かず、急遽登板。ところが先輩のお嫁さんというのがやはり学者さんで、出席者を見渡すと私など怖いくらいのお歴々の大先生だらけでした。

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冷や汗かきっぱなしで務めを終えたら、中でも一番怖い大先生が私に近づいて来られました。文化功労者にまでなられた大先生のたまわく、「君、司会はうまいな」。「センセ、その『は』の使い方、どういう意味ですか? ハイハイ、どうせ学問はできませんよ」という言葉をグググッと飲み込んで、「ありがとうございます」とお返事したのでした。
司会をしない場合でも、なぜかスピーチを頼まれることが多く、これも断れませんから精一杯のことはしました。
男女共学の一流大学の先生は、どうしても新郎の上司や恩師が依頼される傾向があるために

    媒酌人

になることがけっこう多いそうです。その点私は女子大ばかりで働いてきましたのでそういうことはありませんでした。それどころか、不人気教員(笑)の私は結婚式そのものに呼ばれることもめったにありません。まさか媒酌はもうできないと思いますので、ついに体験できないままになりそうです。
思い起こせば最後に結婚式に出たのは甥(兄の長男)の時で、もうあれから10年あまりになると思います。
私など、晴れがましい席に出ると今となっては邪魔になるかもしれません。その意味でも、もう二度と

    華燭の典

に出ることはないのかなと思う昨今です。
・・・おっと、そういえばウチの子の結婚式がいつの日かあるかもしれないのでした。

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