ごんべえさんともものひめ(3) 

(ご)お手紙? どれどれ、読んでみよう。え~、なになに。「ごんべえさん、モグリンさん。少しの間でしたが、一緒に暮らすことができて・・・
(桃)・・でしたが、一緒に暮らすことができてとても楽しかったです。ありがとうございました。ごんべえさんのこと、ほんとうのお父さんのように思って、大好きでした。でも私が桃太郎さんのように鬼退治をして宝物を持って帰れなかったので、ごんべえさんは私のこと、好きではなかったのですね・・・。
(ご)そんなことがあるもんか。
(桃)実は私は、桃の姫ではなくて、かぐや姫なのです。お月様がまんまるになったので、帰れなければなりません・・・。
(ご)そうか。かぐや姫じゃったのか。
(桃)月を見たら、私のことを必ず思い出してくださいね。私もけっして忘れません。ごんべえさん、お父さん。いつまでもお元気で。さよ・・・
(ご)・・・いつまでもお元気で。さようなら。かぐや姫」。そうじゃったのか。桃から生まれたかぐや姫か。かぐや姫! わしもお前のことが大好きじゃぞ。鬼退治とか、宝物とか、つまらんことを言ってすまなかった。許しておくれ、かぐや姫。どんな宝物よりも大切なのは子どもなんじゃ。子どもが一番の宝物なんじゃよ。
(モ)ごんべえさん。かぐや姫さんからのおみやげが置いてありますよ。
(ご)おみやげ? こ、こりゃ小判じゃ。ありがとう、かぐや姫。でもな、わしはこんなものより、かぐや姫がいてくれる方がずっと嬉しかったのじゃ。ええい、こんなもの、今さら何の役にも立つものか。
(モ)どうしますか。捨ててしまいますか?
(ご)いや、お金はやっぱり大切なものじゃ。そうじゃ。このお金で、あの、桃が流れてきた川をきれいにして、子どもたちが楽しめる公園を作ろう。そうすればきっとかぐや姫も喜んでくれるじゃろう。富三幼稚園のお友だちも楽しみにしておくれ。モグリン、行くぞ。
(モ)行きましょう。

 ごんべえさんは、かぐや姫からもらったお金で村の人と一緒に川をきれいにして、かぐや姫公園を作り、そこは子どもたちの楽しい遊び場になったそうです。
                   (幕)

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以上のような内容で、あとは実際に演じながら細かい演技を付けていきました。
出演者の皆様方は、演出家きどりの私の申しますことを真剣に聞いてくださって、しかもそのうえで、ご自身でいろいろ工夫なさって上演してくださいました。ありがとうございました。
この催しはひょっとしたら今年で最後かもしれません。
この夏、上演の経過や実際の様子を報告書のような形でまとめておこうと思います。

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