学生の紙芝居 

私は最近、授業で何種類もの紙芝居を演じています。しろうとですからうまいわけはありませんが、しろうとだけに基本を勉強して、何度も練習していることだけは自負しています。
「私は専門家ではありませんから、その点ではみなさんと同じです。だから、今日は基礎的な話をしますので、それをもとに自分で練習して次回の授業でやってみませんか」とそそのかして(笑)みました。教養科目ならこういうことをいっても知らん顔をされるのが宿命のようなものですが、この科目は

    専門科目

です。保育士や教諭を目指すならこれくらいのことはやっても当たり前だという口調で勧めたので、きっと何人かやってくれるだろうと信じていました。
当日、それでも不安な私は、誰も挙手しないことを前提にもう一度自分で演じた上で強制的にやらせてみる気持ちで授業に行きました。
杞憂でした。8人の学生が図書館から借りてきた紙芝居をそれなりに工夫して実演してくれました。
彼女たちがとりあげたのは「ふうせんふわふわ」「ごんぎつね」「こぶたのけんか」「みにくいあひるのこ」でした。2つが未就園児向けのもの、あとの2つは幼稚園から小学校低学年向けの物語性のあるものです。
私が話したポイントは、語りに関しては
 ★あせって早口にならないこと
 ★間をとること
 ★人物を語り分けつつも声色にならないこと
 ★緩急、強弱、高低などの変化をつけること
などで、抜き方に関しては
 ★場面に応じてさっと抜いたりゆっくり抜いたり途中で止めたりすること
 ★必要に応じて紙を揺らす、回すなどの工夫をすること
 ★その他、独自の工夫を凝らしてもよい
といったところです。

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私が観た感じでは、声が一本調子で変化に乏しい、恥ずかしそうな様子が見える、あわてて次へ行こうとする(間がない)などの読みのほうに問題が多かったような気がします。抜き方は多少たどたどしくても工夫していました。意外に難しいのが

    立ち位置

だったようです。物語性の強いものは、舞台の後ろにいて、しかし顔は出した状態で表情をあまりつけずに読むといいと思います。参加型(子どもたちに「これは何かな?」と問いかけて答えさせたりする)のものは舞台の横に立って笑顔も見せながら、時には画面を指差したりもしながら半ば観客の立場で読んでいくのもいいと思います。
上演した学生の「紙芝居を演じ終えて」の感想は

 ★登場する動物が多かったので区別することを意識した
 ★声の調子に変化がなく、棒読みになってしまった
 ★声が通るように、舞台で顔を隠さないようにした
 ★意識してゆっくり読むようにした
 ★緊張した。もう一度大きな声でやり直したい。でも楽しかった
 ★裏に付箋を貼って「ここまで抜いて止める」という工夫をした
 ★もう少し大げさに読めばよかった
 ★緊張して聴き手(観客)を見ることができなかった
 ★誰のセリフなのかを区別するのが難しかった
 ★感情を込めて読むのが難しかった

などでした。自分の欠点が分かっているので、次にはそれを克服することが大事です。一度にうまくいくわけがありませんから、いくつも練習してみるといいと思います。保育士や教諭になった時に「あの先生の紙芝居はおもしろい」といわれるようになってほしいものです。

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