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屋根 

私の仕事場は不便なところがあります。
バリアフリーという考えがまだ希薄な頃に建てられた学舎なので、よけいにそうなのだろうと思います。
この間、図書館から紙芝居を借りました。
当然返さねばなりません。ところが梅雨のさなかでしたので雨がざあざあ降っています。
小さな本なら抱え込んで傘を差していけばめったに濡れませんが、紙芝居は嵩張ります。
ちょっとしたことで濡れる可能性がありますので、やむを得ず文楽人形の小道具を運ぶのに使っている

    衣装ケース

に入れて図書館まで持っていきました。やはりケースは濡れました。
そもそもどうして濡れることを心配して返しに行かねばならないか、というと、

  図書館まで屋根続きではない
  返却ポストが図書館の入口にしかない

という問題があります。
このどちらかが解消されれば濡れることはありません。
最近図書館は良くなっています。学生が「乾燥するのでウオーターサーバーが欲しい」と言っていたのですが、それはすぐに設置されました。そういう姿勢で返却ポストのことなども考えていただければいかがなものかと思います。もちろん、まかり間違っても職員に便利なところに置くというのはダメです(笑)。

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図書館まで屋根続きでない。これは本当に不便です。借りに行くときも、借りないまでもちょっと見たい本がある時など、いやになってきます。
しかも屋根なしの長い階段を2階まで歩いて行かねばならず、雨が降っていると階段は水が流れています。
消防法の関係ですぐ近くの建物との間に渡り廊下のようなものは作れないのだと昔聞いたことはあります。
それが事実でも、「だからどうしようもない」では思考停止です。他に工夫のしようかあるように思います。
そんな話をしていましたら、複数の学生が

    「地下道を作って

ください」と言っていました。荒唐無稽、と笑ってはいけません。そう言いたくなるくらいなのです。少なくとも学生はそういう気持ちをもっているのです。
図書館へのアクセシビリティ、すなわち「行きやすさ」を高めることは図書館の使命でもあります。
この学校の図書館は重いドアを三つ押したり引いたりして開けた上で入口のバーを押して入らねばなりません。

    「車イスの人、おことわり」

という感じです。
地元のみなさんで公開講座に出てきてくださる方にも図書館は開放していますが、高齢の方が多いので、階段を見上げた瞬間にいやになるだろうと思います。
特定の学科の特定の学年の学生だけが使える部屋というのもあります。その学生には評判はいいのかもしれませんが、ここも普通は誰も使っていません。しかもそこにおいてある本はその専攻の学生とは何の関係もないものばかり。
なぜかトイレは各階にあって、男性用なんていつ行っても誰もいません。
だれがこんな設計をしたのか、こういう使い方をしようと言ったのか、不思議です。

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