講座を終えて(2) 

そんな『源氏物語』の講座が一段落したのですが、最後にみなさんからメッセージをいろいろいただきました。
紙に書いて持ってきてくださるのですが、何かまずいことが書かれているのではないかとおそるおそる拝読致しました。さすがに終わったところですからあまり悪口はありませんでした(ホッ)。中にはとてもおもしろい、あるいは参考になることを書いてくださる方もいらっしゃるのです。
以下にいくらかご紹介しておきます。
前期に読んだ部分にはかなり

    音楽

について書かれたところがありました。もちろん雅楽です。たとえば光源氏が住吉に参詣した時には社頭で夜を徹して音楽を奏し、舞楽をおこなったのです。
そこを読んだ時に四天王寺の舞楽のお話もしました。すると、あるかたが早速「行ってきました」とおっしゃるのです。篝火を焚いての奏楽の予定だったそうですが、雨のために室内に変更。しかし「おかげで

    目の前で

観ることができました」とのことでした。
「振鉾(えんぶ)」「迦陵頻(かりょうびん)」「納曾利(なそり)」「賀殿(かてん)」「長慶子(ちょうげいし)」。このかたは「引き込まれる思いでした」と書いてくださったのでした。
「この講座では時代背景や当時の文化芸術の話をしてくれるのでありがたい」とおっしゃるかたもあって、とても嬉しく心強い思いを致しました。
『源氏物語』の専門家ではありませんので、せめてその周辺の時代背景のようなことをお話しするのが私の生命線のようなものですから、そう言っていただくとありがたいのです。

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団塊の世代の方がいらっしゃいまして、このかたは「学生時代は『学生運動』の時代でもあったために落ち着いて勉強できないままだった。だから今、こうしてゆっくり学べるのが幸せだ」と書いてくださいました。また、「紫式部のすばらしさはもちろんだが、この物語を千年以上にわたって読み継いで伝えてくれた先人に敬服する」ともおっしゃっていました。
この講座1時間のために、私は5時間も6時間もかけて

    予習

しないとお話しできません。具体的にそういうことを申し上げたことはありませんが、プリント作りやスライド作りからもわかってくださるかたがいらっしゃって、ねぎらってくださった方もありました。
「この作品が語り継がれてきた奥深さが分かるようになってきた」と書いてくださった方もありました。
「私が源氏物語を読もうと思ったのは、

    ドナルド・キーン さん

が『なぜ日本人は古典を、特に源氏物語を読まないのか』とおっしゃったのを聴いたから。それまでは光源氏という美男が浮き名を流すだけのものだ、と思い込んでいたので、今になるとそれが恥ずかしい」と告白して下さった方もいらっしゃいました。キーンさんはさすがですね。
こうして多くの方からご感想をいただきました。また後期には皆様に少しでも満足していただけるようなお話をしたいと思っております。

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