菅原町 

地下鉄というのはなるほど便利なもので、道の下に線路を敷くのですから効率も良いのです。地下鉄の車内吊り広告は地上を走る電車に比べてよく見られるのだそうで、それは外の景色を見ることができないからなのだとか。言い換えると、地下鉄の最大の欠点は乗っていて景色も見えないことです。
電車に乗る楽しみは

    景色と一体

になってこそ、というのが田舎者の私の考え方なのです。だからトンネルも景色でなければならない。あ、トンネルだ、と思いたいのです。ところが地下鉄はトンネルがすべてです。
ひどいのは東京で、一体今どのあたりを走っているのか、まるで見当がつきません。なにしろ路線が入り組んでいて、北に向かって発車してもいつの間にか南向きに走っているとか、わけがわかりません。大阪の地下鉄はまだましも単純ですが、それでも何も見えないつまらなさは同じことです。
つまらないだけならいいのですが、地理を覚えられません。そこで最近はできるだけ地上を歩くようにしています(地下鉄代をケチっているともいえますが)。最近しばしば堺筋を歩くのですが、この間は事情があって、その東側を北に向かって歩いていました。やはり独特の雰囲気があります。
大川が堂島川と土佐堀川に分かれるあたりにあるのが

    天神橋

です。あまり頻繁に通る橋ではないのですが、先日はここを渡りました。そこからもう少し北に行くつもりでしたが、たまたま信号の具合で川に一番近い道を東に向かうことになりました。

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なんといっても天満宮のお膝元。このあたりは菅原町という地名が付いています。おそらく道真ゆかりということで付けたのでしょう。
この、人通りのあまりない道は何度か歩いたことがあり、しばらく行けば天満堀川(埋め立てられて今は無い)に架かっていた

    太平橋

の跡があり、その橋柱が残っているはずですので、それをまた見て行こうと思いました。天満堀川は父の本籍のあったところのすぐ横を流れている川でしたから、わずかながら思い入れのある川です。そのあと東にすぐのところにライオンで有名な難波橋があります。そこまで行ってあとは慣れた道を梅田まで行こうという算段ができました。
そのときふと思い出したのです。やたけたの熊さんがこのあたりによく出没している(笑)という噂を。まさか会うことはあるまいと思いましたが、当たりに気を配りつつ(笑)歩いていました。すると、右側(北側)のビルの前にイスが出ていて、いかにも「自由人」あるいは

    「自然人」

という風体の方が一心に読書されていました。そういえば熊さんはこういう方のお店に出没しているのではなかったか、と思いつつ、通り過ぎました。しばらく行って振り返るとその方のお姿はもうありませんでした。ふと左側(南側)に目を向けると、童話画家さんの画房がありました。ここも熊さんから聞いたことがありました。なんという偶然。天神様のお引き合わせ。
お話がスムーズにできる身の上なら足を踏み入れたのですが、その勇気もなく、夏の午後の幻だったのか、と、奇妙な感覚のまま歩みを進めたのでした。

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コメント

ステキな菅原町

天満・天神さんの境内でばったりお会いしましたね。「なんでここに!」お互いに思わず口にしました(笑)

ところでナゾの「自由人」ですが、久路流平さん(通称:クージー)です。強面ですが、不思議なくらいマジメなんです。ここまで見かけと異なる人もめずらしいです。写真は若いなあ(笑)。もすこし歳を重ねておられます。COOZY‘Sというショットバーをされてます。小さなお店ですが、たいがいゆったりできます。あまりにお客がすくない(笑)

http://www.showapro.com/entertainer/%E4%B9%85%E8%B7%AF-%E6%B5%81%E5%B9%B3


COOZY‘Sの斜め向かいの画廊は「空色画房」。絵本作家の長谷川義史さん、あおきひろえさんご夫妻がされています。おふたりとも落語好き。とくに、あおきひろえさんは「大川亭ひろ絵」の高座名もお持ちで、ご自身も落語をされます。繁昌亭・落語講座で笑福亭生喬さんに学ばれたとか。これまた繁昌亭が募集して優秀賞を受賞した新作落語「カレーライス」の一席をお聴かせいただいたことがありますが、「オカン!」「なんやてこの子は!」親子の会話がとてもリアルでした(笑)

http://www.eonet.ne.jp/~mousebbb/sorairo.html

♪やたけたの熊さん

詳しいご紹介をありがとうございました。
あのたりは別の目的で何度も歩いていたのですが、あのお店や画房など存じませんでした。
一度勇気を出して入ってみたいところです。

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勇気を出して、ぜひ!

昨夕、空色画房⇨COOZYSを覗きました。

空色画房では、あおきひろえさんと落語の話を しました。

COOZYSでは、クージーさんに藤十郎さんのブ ログと、わたしのコメントをお見せしました。クー ジーさん「ありがとうございます」と喜んでお られました。

お気楽に、ブラリと覗いてみてください

♪やたけたの熊さん

もともとひとりで店に入るのが苦手なのですが、今は特にダメなのです(>_<)。
以前、ひとりで子どもがお使いにいく、というテレビ番組があったような気がするのですが、不安な子どもの気持ちがよくわかります。

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