他大学から 

私の授業は教養科目ですので、ゼミのように少人数で意見交換をしながら進めるというわけにはいかないのです。しかも学生は理系の人が多く、文系科目にどれほどの興味を持ってくれるのか、いつも恐々としているのです。
「文学」では竹取物語を取り上げているので、学生はほとんど「古文」と呼びます。「古文の勉強ではありません」と最初に言うのですが、どうしても高校時代の「文法」「現代語訳」のイメージが抜けないようです。私は学生にそういう課題を課すことはありませんので、そのことをいうと学生は「それなら何をするのか?」という顔をします。古典文学を読むのは

    現代語に直すこと

だと、頭に染み付いているのですね。私に言わせれば、現代語に直さなくてもおもしろいと思えるようになるのが楽しいのですが。
竹取の授業の最初は、昔話の話をしてみました。たとえば一寸法師、瓜子姫、桃太郎。羽衣伝説も話しました。そしてそれが竹取物語とどのように関係しているのかについて考えてもらいました。
彼女たちの「古文」へのイメージをまず取っ払って、彼女たちの頭の奥にきっと潜んでいるであろう

    文学への関心

を呼び覚ますためです。
全員が、とは言いませんが、ある程度の学生はなかなかいい答えを出してくれました。もっとも文学ですから「正解」はありません。意見は言いっぱなしでもいいのです。
他の授業でも、とにかく意見を出してもらうようにしています.黙っていて、テストで点数を取れば単位が取得できる、という授業ではありません。そもそも、テストなんてしないのですから。

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学生の中には前期も私の授業に出たという人がいます。彼女たちは大体要領がわかっているのですが、初めての人も多く、そういう人たちは手探りでのスタートになります。
手探りと言うと、実は私の二つの授業に他の大学からの受講生が来ているのです。「単位互換制度」といって、ある程度の単位は他大学で取ってもかまわないのです。では文学の授業を取っている人はどこかの国文科の学生さんかというとそれがなんと工業大学だったか工学部だったか、いずれにしても理系の人なのです。また生涯学習に関する授業は看護学科の学生さんでした。恐らく私の授業の前かあとにもうひとつおもしろい授業があって、ひとつ取るより二つ取ろうというくらいの気持ちで

    ついでに

取ってくれたのかな(笑)と思うのです。そうとでも考えなければ彼女たちが来る意味が分かりません。看護の学生さんなどは4年生なので、今さら教養の科目の単位が足りないということはないと思いますし。
びっくりしたのは、その看護の人で、年齢が普通の学生よりずっと上。一時間目の時に挨拶に来られたのですが、なんともきちんとしていらっしゃいました。とても単位不足を補うために来ているという雰囲気ではなく、なんだか

    こちらが緊張

してしまいました。これは、めったなことは話せないぞ、という気持ちにもなります。いや、もちろん他大学の人がいなくてもめったなことは話しませんけどね。
実はこれまでにも、何人も他大学の学生さんが来ています。文学の授業は昨年度も今年度も「聴講生」(単位は取得しないで、話を聴くだけ)という形で一般社会人の方もおいでになりました。この方々が最後まで来てくれて、しかも「つまらない話だった」と思われないで済むことを目標のひとつにしてこの後期も頑張ります。

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