2016錦秋公演千秋楽(昨日) 

昨日、文楽錦秋公演が千秋楽となりました。
私はこの期間、あまりネットでの評判を見ることができなかったため、どんな盛り上がりだったのか、あまりよくわかっていません。
意外に(というべきでしょうか?)『勧進帳』の評判がよかったように思えるのですがいかがでしょうか。この演目はいつのまにか

    『鳴響安宅新関』

のタイトルが忘れられていきそうですが、国立劇場はもう『勧進帳』に決めているのでしょうか。歌舞伎があまりにも有名なのでその方がわかりやすいということもあるかもしれませんが、文楽は文楽で『鳴響』のままにしておくのもいいと思うのですけれども。
「志渡寺」がひさしぶりでした。とても激しい三味線の演奏があり、

    二代目豊澤団平

はこの曲を弾きながら舞台で倒れたのでした。清介さんは技術も息も浄瑠璃の解釈もすぐれた方だけに、この演目の三味線にはふさわしい方だと思うのですが、いかがでしたでしょうか。英太夫さんはご尊祖父若太夫師がこの演目を得意にしていらしたとのことですが、いかがだったのでしょう。大阪で「英太夫」として出演されるのも次の初春公演が最後になりますね。

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さて、12月は東京国立劇場で、例年と違って鑑賞教室ではありません。国立劇場50周年で

    『仮名手本忠臣蔵』

の通し。
文楽はいつも「総力を挙げて」なのですが、『忠臣蔵』の通しとなるとほんとうに「総力戦」になります。今回は十段目も上演され、昼の部は5時間半、夜の部は5時間。1日で観ようと思ったら休憩込みで11時間になります。演者も観客も体力が続くかどうか、という心配すらしてしまいます。
簑助師匠は夜の部のおかるに出られるようで、楽しみですね。昼の部は「腰元おかる」として一輔さんのお名前が挙がっていますが、「女房おかる」も一輔さんでいいのでしょうね。
私は

    清十郎さんの勘平

に期待をしています。以前拝見した時は切れ味があまりよくなくて、勘平の切羽詰まった感じが出なかったように思うのです。なるほど腹を切ったらふらついて切れ味のよい動きはできないでしょうが、そういうことではなくて芝居として最後まで勘平には若武者の意地を見せてほしいのです。
太夫は咲さんが「判官切腹」と「一力の由良助(前半)」で、英さんが「勘平腹切」と「一力の由良助(後半)」。これがどういうことを示すのか、英さんはよくお分かりだと思います。これは完全に「切語り」の仕事です。
山科を千歳、文字久。迫力がありそうです。津駒さんの刃傷も期待されますが、津駒さんが山科で千歳さんが刃傷という配役もあり得たように思います。
さて、この公演、どのような結果になりますやら。

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