年内授業終了
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先週の金曜日に公開講座の皆様方に年内のお別れを申し上げ、昨日をもって学生の授業も年内は終了となりました。いつも思うのですが、後期は早いです。あっという間です。
新年にも2回授業があるのですが、それはもうおまけのようなもので、私の場合は試験もしませんから、その2回は欠席しても単位取得にはまず問題はないのです。
年内に
13回
も授業していますので、昔ならこれでもう終わり、という回数です。私の学生の頃は多くて13回でしたから。
それにしても、年明けに2回授業をするのは不思議です。一年で一番寒いころに試験をするというのもおかしな話です。
9月の初めからスタートすれば12月いっぱいで終わるのですが、何か理由があってできないのでしょうかね。12月に授業が終われば、正月はもっとゆっくりできそうに思いますけどね。
1、2、7、8月の4か月は気候から言って授業は休むべきで、2年生以上は
3月から
授業をしてはいけないものでしょうか。ほんとうのところ、1月に試験をするのは学生にとっても酷な話ですし、教員も休めませんからきついです。
・・・とまあ、ごまめが歯ぎしりをしているわけです。
↑応援よろしく!
最後の授業は「日本の文化と歴史」でした。看護、栄養、児童教育の学生ですから、あまり興味を持たない人も、それどころか歴史と聞いただけで「暗記ものだから」と拒否反応を起こす人もいます。もちろん私の授業では何も暗記してもらうことはないのですが、小学校以来、そういう目に遭ってきたわけですから、苦手な人はいやでしょうね。
世界遺産の話をしていて、
原爆ドーム
のところまできましたので、やはり昭和20年のことを話さないわけにはいかないのです。また、オバマ大統領の広島での演説についても話をしました。ホワイトハウスが後日公にした全文も教材として示しました。さらには戦後間もなくおこなわれたアメリカでの世論調査と昨年おこなわれた同じ内容の世論調査の比較の話も。
このときは、驚くほど学生が
熱心に
聴いてくれて、いいことだと思いました。私の授業はつまらないですから、普段はめんどくさそうにしている学生もこのときばかりは顔を上げてスクリーンを一生懸命に見つめていました。
一年の最後に学生が一生懸命になってくれる授業ができてよかったのですが、それが戦争がらみというのでは、やはり喜んでばかりはいられません。どんな内容でも学生を引きつける授業をしなければと思いつつ、新年に向かうのです。
- [2016/12/23 00:00]
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コメント
現代史
高校の日本史は、なぜか昭和大恐慌あたりで3学期が終わってしまい「はい、残りのページは自分で読んでおくこと」と言われた記憶があります。残りのページといっても、ほんの2ページほどでした。
でもこの現代史こそ、いまを生きるわれわれにとってとっても大事なのだと思うのです。「人はあんまり賢くないので、過ちは繰り返してしまう。だから歴史から学ぶ」ことが重要なのなら、現代史をとばしてしまうのはよろしくないなぁと思うのです。
わたしは歴史に暗くて、現代史もよく知りませんでした。まだまだ勉強は足りませんが、読んでよかったなぁと思った現代史の本は、半藤一利「昭和史」と、ジョンダワー「敗北を抱きしめて」です。もういちど読もうと思っています。
♪やたけたの熊さん
受験の問題もあるのでしょうが、歴史を現代史から遡る授業をされたらいいと思うことがあります。
大学の教養の日本史だったらそういうものありうると思います。「平成から明治までの日本史」とか。
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