かっこいい引退(1) 

この3月をもって、文楽のベテラン、豊竹松香太夫さんが引退されます。
豊竹松太夫(のちの三代竹本春子太夫)に入門されて松香太夫。時にお顔を紅潮させて熱演されるので「まっか太夫」でもいらっしゃいました。
昨日(2017年3月18日)夜、某所で『仮名手本忠臣蔵』九段目の口、「雪転し」を語られたのだそうで(三味線は野澤喜一朗さん)、お聴きになったFacebook友だちの方からその様子を教えていただきました。
何でも、開演前にタバコをプカプカ吸っていらしたそうで、その方は驚かれたそうです。松香さんにうかがうと「春子師匠は酒もたばこもやっていらっしゃいました」とおっしゃったそうで、これまたびっくり。
選ばれた曲が「尼崎」とか「沼津」とか、そんな大曲ではなく「雪転し」というところが松香さんらしくていいな、と思います。
松香さんはとても謙虚な方で、いつだったか、たまたま用のあった文楽協会の部屋でばったりお会いしたとき、「松香さを、この間の◯◯、聴かせていただきましたが、すてきでした」と申し上げたら、照れ笑いされながら「いや、私は下手くそでございますから」とおっしゃったことがあり、お人柄がよくわかりました。なんでも、昨日も「私より若い人の方が上手です」とおっしゃったそうで、松香さんらしいな、と思いました。

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