看護師の卵たちへ(2) 

編集者さんとデザイナーさんについてもお話をしました。
編集者さんはメリハリがあって、ここは手綱を緩めるとか、ぎゅっと締めるとか、そういうところを心得ていなければできない仕事だとしみじみ感じましたので、そんなことを言ったつもりです。
やはり伝統ある一流の出版社の編集者さんですから、たいしたものです。これはお世辞ではなく、ほんとうにそう思ったのです。
編集者さんは、しかし手綱さばきだけではダメで、筆者の書くものに

    愛情

を持ってくれることも大事だと思います。たとえ下手な文章でも、内容が淡くても、この筆者にはこの人なりのよさがあるという評価をしてくれるかどうかです。それがなければ手綱さばきも通り一遍のものになってしまうのではないかと思います。
編集者さんは、最後の最後にとても優しい言葉をかけてくださいました。

    「いい仕事

をなさいましたね」と。もちろん不十分なものであることは私自身がよくわかっています。しかし私なりに一生懸命書いたものですから、最後にこう言っていただくとすべてが報われたような気持ちになれたのです。
学生は看護師になる人が大半です。
患者さんに「よくがんばりましたね」「もうだいじょうぶですよ」と優しい言葉をかけられるような、温かみのある、人間味のある看護師になってほしいと思っています。そんなメッセージを編集者さんの話をしながらひそかに出したつもりでしたが、きっちりそれを受け止めてくれたようでした。

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デザイナーさんという人がいて、この人もまた縁の下の力持ちであることを話しました。、カバー、帯、本文、見返しまでどんなことを考えて作ってくださっているかを感じ取ってくれたように思います。
「これまでそんなことは考えたことがなかった」「だからとても新鮮な話だった」と学生は言ってくれました。本は内容がすべて、と思いがちですが、それを彩り、映えさせるのはデザイナーさんの力が大きいと思います。けっして筆者がすべてではないのです。
「帯は

    毛氈をイメージして

紙を選ばれたそうですよ」という話にとても強い関心を持ってくれたようです。
それが証拠に、話が終わって解散するや、何人もの学生が帯を触りに来ました。「ほんまや」「へー」「すごい」という反応でした。
ひとつの物を作るのに、どれだけ多くの人が工夫して苦労しているか、それは医療でも同じで、最近は特に

    チーム医療

の重要性が唱えられていますから、看護師の卵たちにも無縁な話ではないでしょう。
呂太夫さんの本の話をしたのですが、むしろそこから彼女たちのスタディスキルに影響を与えるような話ができておればよかったのですが、さてどうったのでしょうか。それは私にはなんとも分かりません。

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