邪気を祓う 

五月はいい季節ですが、古代中国では悪月とされて、邪気祓いが行われました。
それが日本にも入り、菖蒲を葺き、薬玉が配布され、騎射が行われるなど、精一杯の邪気祓いがなされました。
年中行事絵巻には、内裏紫宸殿の前に菖蒲が並べられた絵も残されています。

    薬玉

というのは五色の糸を垂らしたもので、これを肘にかけると寿命が延びると言われたそうです。
邪気祓いというとなんだか恐ろしいようでもありますが、

    枕草子

に「節は五月にまさる月はない。菖蒲、よもぎなどが香り合うのはたいそうすばらしい」とあって、楽しみでもあったのです。
騎射も邪気祓いの意味を持ちながら、近衞府のつわものたちの妙技を楽しむ面があったでしょう。

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菖蒲というと、『古今和歌集』恋歌の最初の一首である、

  ほととぎす鳴くや五月の菖蒲草
    あやめもしらぬ恋もするかな

を思い出します。
あやめもしらぬ恋、誰しも覚えがあるものではないでしょうか。
五月の恋はあやめもしらぬ恋だったのかもしれません。でも、こういう邪気は祓いたくありません。

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