フィガロ(1) 

ボォマルシェの「セビリアの理髪師」(のちにロッシーニがオペラ化)に登場する理髪師の名前はフィガロ。
彼はアルマヴィーバ伯爵(リンドーロと名乗る)とロジーナの結婚を成立させる立役者です。ロジーナの後見人で彼女との結婚をもくろむバルトロから彼女を救ったとも言えます。
ボォマルシェが、そのフィガロをタイトルロールとしたのが

    フィガロの結婚

で、こちらはモーツァルトが作曲してオペラにしました。
フィガロがスザンナとの結婚を前にウキウキしていると、スザンナが「伯爵が、あの忌まわしい権利を復活させようとしている」と言うのです。その権利とはすなわち 

   初夜権

で、領主が新郎より先に新婦と交われる権利です。アルマヴィーバ伯爵はスザンナに横恋慕するあまり、廃止したはずのその権利を行使しようとするのです。
権力者というのは偉そうなことを言いながら、自分に都合のいいことは人の道に反してもこれは権利だとか、法的に問題ないなどと強弁するものです。

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スザンナは伯爵夫人のロジーナと芝居を仕組んで伯爵を懲らしめることにします。
さらに小姓のケルビーノと恋人のバルバリーナ、かつてロジーナを取られた恨みを持っているバルトロ、バルトロとの間に子どもまで産んだことのあるマルチェリーナ、音楽教師バジリオなどが入り乱れて、大騒動になります。マルチェリーナの産んだ子が実はフィガロだったという

    びっくり仰天

の話もフィガロの危機を救います。
フィガロとスザンナの結婚式のあと、スザンナは伯爵と待ち合わせますが、じつは伯爵夫人と衣装を交換しているのです。
スザンナだと思って必死に妻を口説く伯爵。権力者のだらしなさが浮かびあがります。伯爵夫人の装束のスザンナにフィガロがわざとらしく口説く姿を見せられた伯爵が激怒する場面も権力者の

    自分勝手

な傲慢さがうかがえておもしろいのです。
結末はほんものの伯爵夫人が現れ、私はあなたを許します、と伯爵に告げ、伯爵が謝罪するのです。




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