ネギの花 

ネギというと葉ネギが基本の関西です。今は大好きですが、子どもの頃、長ネギ(ねぶかネギ、白ネギ)はあまり好きではありませんでした。
最近、スーパーに行くと透明のプラスチック容器に入った「きざみネギ」を売っています。きれいにきざまれたネギで、うどんや蕎麦に載せても鮮やかで、100%使える便利なものです。しかし私はこれを買ったことがありません。買わない一番大きな理由は「値段が高いから」ということなのですが、もうひとつは、きざんでいるときに包丁から立ちこめるあの香りがたまらなく好きだからでもあります。
そしてもうひとつ、私が買うのは

    根っこの付いた

もの、というと理由はおわかりいただけると思うのです。
使ったあとは根を捨てることなく、必ずプランターに植えておきます。限度はあるものの何度も葉が生えてきますから繰り返し使えます。日曜日など、蕎麦をゆがいてプランターのネギを穫ってきていい香りのするものをいただくのが大好きなのです。
そして、葉が伸びなくなってきたらまた新しい根付きのネギを買ってくる、ということをしています。
この時期、ネギはしばらく放っておくと

    ネギ坊主

を付けます。古風な橋についている擬宝珠(ぎぼし、ぎぼうし)は文字どおり宝珠を模して作られたものですが、それとそっくりなのが可愛いです。

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ネギ坊主を放っておくとやがてパカッと割れるようになって花が出てきます。花とは言っても、きれいかどうかは観る人の好み次第ですし、中にはこれでもう成長しなくなるということで嫌う人もあるかも知れません。
ネギの花を鑑賞する人はめったにいないかも知れませんが、私はこの花を観るのが好きです。
派手ではありませんが、ネギは

    自分の身の丈

に合った、精一杯美しい花を咲かせているのです。あの、空洞の葉の先っぽに咲く独特の形もどこか孤高を保っているようで好きです。強い意思を感じると言ってもよいのです。もちろん花のあとには種ができて、次の世代への橋渡しもしっかりしています。

    葱の花咲きてまことの春に逢ふ

という気持ちです。
今、看護師になろうという学生を多く指導しています。もちろん、看護そのものに関することは私には何もわかりませんが、彼女たちは医療の現場で、けっして派手ではない立場で仕事をすることになります。この比喩が適切かどうかはわかりませんが、あの清楚な白い花を看護師の卵たちになぞらえつつ、プランターの植物同様に、あるいはそれ以上に教育の場でいとおしみたいと思っています。

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