密通のあとで(2) 

講座にいらっしゃるかたは男性おひとり、女性が9人です。
みなさん、柏木にも光源氏にもあきれる、というお顔をなさいます。
女三宮は、たしかに頼りないのですが、ほったらかしていた光源氏や無理やり押し入った柏木の責任は半端なものではないはずです。
作者は光源氏や柏木という、ひとも羨む貴人を、弱い人間として描いているようです。

完璧な人間

などいないのですね。
この場面、光源氏と柏木の心の中が、延々と描かれます。
彼らの言っていることは、どこかトンチンカンなところがあります。
柏木は空に目が付いているようで怖ろしい、と思います。後ろめたいことをしたら、誰かに見られているような気になるのです。彼はひたすら

光源氏の目

を畏れます。
このあと、光源氏は柏木を呼び、睨みつけます。その視線があまりに恐ろしく、彼は病の床に臥してしまいます。
この講座、夏休みまでにこのあたりまで読めるかな、と思っています。

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