金閣 

今から67年前、つまり昭和25年の7月2日、京都北山で火災がありました。
焼けたのは鹿苑寺の金閣でした。足利義満が造営したという絢爛たる舎利殿が黒こげの無残な姿になったようです。
放火で、犯人は修行僧。
それが明るみに出た時の世間の反応はどんなものだったのか。

    三島由紀夫

の『金閣寺』を初めて読んだのは大学生の時だったと思います。当時、三島由紀夫の主な作品を読もうと、まとめて何十作も読んだものでした。大学の恩師の一人が三島由紀夫の研究でも知られた人でしたから、のちには全集にしか入っていないものもその先生の影響で読み漁りました。
水上勉の『五番町夕霧楼』や『金閣炎上』はそのあとで読みました。
私も再建されたものしか知りませんが、今の学生はさらに金箔を張り替えたあとしか知りません。そして金閣が燃えたことを知らない者が大半で、彼女たちは室町時代からずっと今のようなキラキラしたものが保存されている、と思っています。

    そうじゃないんだ

という話をすると、たいてい驚きます。
私はどうも、あまりキラキラしたものは好きになれず、もう金閣には行かなくてもいいかな、と思っています(銀閣にはまた行きたいですが)。
放火した修行僧の気持ちはよくわからないものの、どこかこの人とは共通点がある、とも感じています。
7月2日、また三島由紀夫を読みたくなります。

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