あさがおのかんさつ(6) 

もう一度、和泉式部のように、朝顔がすぐにしぼんでしまう儚さを詠んだものを挙げてみます。こんな歌があります。

  起きて見むと思ひしほどに枯れにけり
    露よりけなる朝顔の花
      (新古今和歌集 343 曽祢好忠)

起きて見ようと思っていたらすっかりしぼんでしまっていた。露よりも明らかにはかない朝顔の花よ。
「けなる」は「異なる」で「格別である」「普通とは違っている」ということです。露というのははかないものの代表とされているものですが、それ以上にあっけなく枯れてしまった朝顔を詠んでいます。世の無常を詠んだとまでは言えないかも知れませんが、どこか通ずるものがあるのではないでしょうか。

  消えぬまの身をも知る知る
    朝顔の露とあらそふ世を嘆くかな
            (紫式部集)

はかない身であることを知りながらも、朝顔の露とそのはかなさをあらそうような短い人生をなげくことです。
露が消えるまでのようにはかない人生であるとはわかってはいるのですが、それでもなお命のはかなさを嘆かずにはいられないのです。この歌は疫病の流行ったころに詠まれたもののようです。
赤染衛門(あかぞめえもん)は朝顔と夕顔を植えて、

     昼間こそ慰むかたはなかりけれ
      朝夕顔の花もなき間は
            (赤染衛門集)

と詠みました。朝顔も夕顔もない昼間は心の慰むものがない、と言っているのです。和歌として秀作だとは思いませんが、それほどに朝顔や夕顔に心を寄せている、という気持ちはよくわかります。

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6月30日(日)
水遣りなどは怠っていないのですが、記録することがおろそかになっています。6月も今日まで。朝顔の蔓はさらに伸びています。

7月1日(月)
昨夜から強い風が吹きました。といっても私はあまり認識していないのですが。窓辺の朝顔を見てみると、せっかく蔓が巻いていたのに剥ぎ取られる形になっていました。そこで、もとのように巻いてやったのですが、これでいいものかどうか。

7月5日(水)
小さな台風に梅雨前線が重なるようになって、各地で大雨。風もありますが、さほど影響は受けずに成長しています。

7月22日(金)
記録がすっかり飛んでしまいました。日々、水遣りなどはしているのですが、忙しさに加えて14日の夜から熱を出し、丸1週間、呼吸器の炎症に悩まされました。そして、いくらかよくなった今日、ふと見るとひとつめの花が咲いていました。

7月23日(日)
ひさしぶりに外においている朝顔を見に行きましたが、ここはもう何日も前に咲いていたようです。

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