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葦の片葉(2) 

牧野富太郎というと、私でも知っている植物学者ですが、知っているとはいえ、その業績についてはほとんどわかりません。
ところが、片葉の葦の事を調べているとやはりこの人に行き着きました。
片葉の葦は、別に特殊なものではなく、その土地の風の状況などでいくらでも起こりうる現象なのだそうで、ごく普通の葦だそうです。
それでも、不思議だと言うので、

    なぜ片葉になったのか

を物語にしようという考えが各地にあるようです。
長沢利明氏「片葉の葦」(「民俗学の散歩道」4。西郊民俗談話会)によると、特に関東地方に多くの片葉の葦についての話があるそうです。
★茨城県下妻市高道祖
  死んだ女の地面に刺した葦の杖が根づき、女を慕って一方に向かって伸びたので片葉になった
★栃木県塩谷郡塩原町
  僧侶を誘惑するために若い娘に化けた鬼が、葦の葉をちぎって葦笛を吹いたので片葉になった
★埼玉県川越市川越城址沿いの川辺
  川越城の落城時に姫君と侍女が川に落ち、葦にすがったものの溺死したため、その恨みで川辺の葦が片葉になった
などなど、長沢さんは数多く紹介されています。

そして東京墨田区の七不思議のひとつにされているものが、前回書いた(→こちら)お駒と留蔵の話なのです。
この夏休みの間になんとかこの話を私なりにアレンジして創作浄瑠璃にしたいと思っていました。

    「呻吟する」

ということばがありますが、いつもかなり苦しむのです。そしていまだにできていません。
ただ、おおむねストーリーはできて、趣向もいくらか考えるところまできました。このたびは「月見団子」を小道具に使おうと思っています。まだもうしばらくかかりそうですが、松也師匠に作曲していただけるようなものをぜひとも書きたいと思っています。

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