学問じゃない 

「役に立たない」と言われる学部の代表格である文学部の出身です。
「役に立たない」ってどういうことなのか、いまだにわかりませんが、とにかく槍玉にあげられているようです。
槍玉でもビー玉でもパチンコ玉でもどうぞあげてくださいませ。いっこうにこたえませんので。
と、強がりは言うのですが、たしかに世のため人のためになっているのかと言うとそうともいえず、

    ぜいたくは言いません

からこういう学問をさせてください、というのが正直なところかもしれません。
にもかかわらず、世の中はけっこう冷たいのでして、文学部なんてどんどんなくなっていき、私も追い出されてしまって、今や仕事場の片隅で遠慮しながらかすかに呼吸させてもらっているというありさまです。
ふと思い出したのです。学生時代に恩師(平安時代文学)が漏らされたことばを。
「僕らのやってることってねぇ、学問だかなんだか

    わからんよ」

と言われたのです。先生、そんな心細いことをいわないでくださいよ、という気持だったのですが、恩師は何か真剣に考えてああいうことを言われたのだろうとも感じました。
恩師は大変すぐれた学者でしたから、「学問か何かわからん」などということはないのです。問題は私のほうです。
論文を書いても「だからどうなんだ」といわれたらほんとうに寂しくなることがあります。

にほんブログ村 演劇へ
↑応援よろしく!

KatayamaGoをフォローしましょう

この夏、必死になって書いているものも何の意味があるのか、自問すると答えが出ないくらいです。
ということはやはり学問としてはダメなもの、ということになるのでしょう。せめて自分だけでも自分の書くものの味方をしないと・・・。
これから先も、もうあまりあれこれはできないでしょうが、いくらかでもものを書くと思います。その中でなにかひとつ、「これはいいものが書けた」という自信の持てるものがほしいです。
「学問」と

    胸を張って

言えればベストなのですが、そうでなくても自分だけでも納得できるものが書きたいです。
とにかく、あと数日で書き上げねばならないものを完遂して夏を終わりたいです。

スポンサーサイト

コメント

大学と専門学校

このところ、大学と専門学校との境がなくなってきているようです。

大学と専門学校のちがいは何か?

「大学は教養を身につけるところで、専門学校は即戦力の技術を身につけるところ」
昨年他界したわたしの恩師の言葉です。

そして「教養を身につければ、人生においていかようにも応用が利く」と、恩師はやさしく手紙で教えてくださいました。

いま文学部が「役に立たない」と言うひとが増えていますが、「それは即戦力として役立つ技術を身につける」ことを重視しているのでしょう。

わたしは、人生においていかようにも応用が利く「教養」が、変動が激しく先の見通せないいまの時代こそ重要だと思います。その教養を身につけるために専攻する学術領域は、個人の自由だと思うのです。

学問とは

私は実学に近いと思われる、商・経営学部出身者で、現に商売人やってます。
でも、大学で専攻したことなんてこれっぽっちも役に立ってませんし、ご指導頂いた経営学の教授が会社経営したら、1か月もたないような気もします(笑)
むしろ、本当に実学として役に立てたいなら、商業高校やビジネス専門学校の方がはるかに有意義ではないかと思います。
じゃあ、経営学なんて意味ないやん、と言われたら、それも違うように思います。
大学教育が「役にたつ」「役にたたない」で判断される昨今の風潮には違和感を感じますねえ。

♪やたけたの熊さん

恩師はどういう気持ちでああいうことをおっしゃったんだろうな、と、ときどき思い返します(単なる冗談だったのかもしれませんが・・笑)。
今私が関わっている大学は専門科目=国家試験に合格するための科目なのかもしれません(よくわかりません)。
医学部で教えているある医者がぼやいていました。学生が質問があると言うからなんだろうと思ったら「先生、これ、国家試験に出ますか?」というものだったそうです。がっかりしたそうです。
今私の授業は教養ですから、学問的な話はあまりせずに、昔の人の生活や思想、服装、食事などのどうでもよさそうな話とか(笑)、まともに授業しないで学生の言うことを素材にして雑談みたいなことをするとか、そんなことをしています(ばれたらやばいかもしれませんが)。
専門科目は大事なのです。私も国文学の授業は一生懸命勉強しました。しかしそれと同時に「音楽概論」とか「日本美術史」とか「日本社会経済史」とか、専門以外の授業をずいぶん取りました。おかげで物の考えかたがずいぶん変わったような気がします。
学生の皆さんは私の授業をどう思っているのか知りませんが、中にはまじめに聞いてくれて補講にまで来てくれる人もいます。教養豊かなプロフェッショナルになってほしいです。

♪金太郎さん

いやぁ、心強いですね。
経営学って、私にはさっぱr分かりませんが、「こうやって会社を経営したら必ず成功します」という学問かと思っていました(笑)。ところが・・・

★大学で専攻したことなんてこれっぽっちも役に立ってません
★ご指導頂いた経営学の教授が会社経営したら、1か月もたないような気もします

って、特に後者は爆笑ものですね。

★じゃあ、経営学なんて意味ないやん、と言われたら、それも違うように思います。

そうなんですよね。そこなんです。「役にたつ」「役にたたない」ではなくて、自分が関心を持った学問をただ勉強すればどんな分野でもいいような気がします。
今日も部屋の片隅で意味があるのかないのかわからないようなことを書いていました・・・。

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://tohjurou.blog55.fc2.com/tb.php/4368-d56f8c94