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平安時代の話なんて(1) 

これに生涯をかけていて、自分では何ら不満はありませんし、意味のあることをしていると思っているのですが、「平安時代のことを勉強して何が面白いのだろう?」と思われているかな、という気持ちになることがあります。
たとえば、平安時代の相撲はこんなのでした、とか、嫉妬に狂う女性がこのように描かれました、とか、藤原道長はこんな宗教心を持っていました、とか、おもしろくてしかたなくてそんなことを勉強しているのですが、くだらないと言われたらたしかにくだらないかもしれません。最近よくいわれる

    「役に立たない

研究」の最たるものかもしれません。
学生に話をしていても、とてもおもしろがってくれる人がいる反面、一部の学生はまったく興味を示しません。なんだか馬鹿にされてるかもしれないな、とさえ思います。具体的に言いますと、彼女たちは単位だけが目当てですので、出席はするのです。私にいわせれば無理に来なくてもいいのですが、成績だけが気になるので、とりあえず授業にはきて、しかし実態はスマホをいじって帰る・・。「そのほうが意味がないよ」と思うのですが(笑)、そういう学生が結構いるのです。
とても残念なのは、古典文学の話をしているのに、

     小学校教諭

などを目指す学生が関心を持たないことも少なくないのです。小学校の授業でも昔話、民話、古典の初歩は教科書に入っていますので、彼らの専門分野とは無関係ではないのですが・・。
実のところ、意外にも、専門のまるで違う理系の学生のほうが熱心だったりします。しかし彼女達も高校時代の古文アレルギーがありますので、授業の進め方によってはおもしろくないだろうと思います。そこで、できるだけ学生の関心を引くような話をしようとは思うのですが、さて、どう思ってくれているのでしょうか。
大学は昔のようにごく一部のエリートと呼ばれる人のためのものではなくなりました。それなら当然授業も昔ながらのことをしていてはいけないのです。大先生ぶって自分の専門の話をして、「授業がわからないのは、話を理解しない学生の責任」ではもう通用しません。私も、何とかあのスマホいじりの学生に「源氏物語はおもしろい」と言わせてみたいのです。
まだまだ道半ばです。

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コメント

古典のマンガ

藤十郎さん、こんにちは。

私は古典の雅なことば遣いが好きで、古典アレルギーもまあなさそうです。


ふり返ってみると、小学生の頃から、古典のマンガをよく読んでいました。平家物語、吾妻鏡、雨月物語、源氏物語などなど。


色々な出版社が出していますし、少女マンガの大家の方のマンガは特に面白いので、古典への入り口として、学生さんにお勧めされるのはいかがでしょうか。


大学生にマンガなんて…と思われるかもしれませんが、今はマンガすら読む人が減っているようですし。


♫ゆかりさん

ありがとうございます。
実は、私は源氏物語授業で参考文献としてまず「あさきゆめみし」を挙げています。図書館に希望図書として「あさきゆめみし」や歴史漫画をみんなで出そう、と学生に言っています。
ゆかりさんと同じ考えです!

藤十郎さん

あさきゆめみし、とてもいいですよね😊私の高校の図書室にあり、お昼休みに読みふけったの思い出します。

私の住んでいるあたりでは、石ノ森章太郎の日本の歴史マンガや、古典マンガなど、図書館にたくさんありました。恵まれている環境だなと思います。

藤十郎さんの大学の図書館にも、ぜひぜひ導入されるといいですね!

♫ゆかりさん

はい、現実には、図書館は誰も読まない本だらけですので、悲しいです。
私が図書館長なら、積極的に漫画とファッション誌を導入しますが。

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