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平安時代の話なんて(2) 

そんな平安時代の文学や歴史について、しかもかなり専門的なことをお話ししているのに、一般の方対象の講座にいらしてくださる方はほんとうに熱心です。反応も大きく、『源氏物語』で夕霧という人物とその妻の痴話げんかの部分などを読みますと滑稽でお笑いになります。これはとてもいい反応です。紫式部はこのあたりを「おもしろうてやがて悲しき」という描き方をしていると思うからです。その「おもしろうて」の部分を読めば笑うのが読者としてすばらしい反応だと思うのです。
なにも

     高尚な古典

などと思ってまじめくさって読む必要はないのです。当時の読者も笑ったに違いないのです。そしてそのあとの「やがて悲しき」もしっかり読んでみるとさらにおもしろいです。
そういうことをさすがに年季の入った皆様方ですから、わかってくださいます。『源氏物語』の講座は新しくおいでになる方もいらっしゃいますが、常連さんがたくさんで、おやめになる気配がありません(笑)。以前は一年で90分×16回だったのですが、「できればもう少し回数を増やしてほしい」というご希望も少なくなかったのです。今は120分×30回なのですが、それでも引き続きおいでくださっています。
今年度から

    『枕草子』

の講座も始めましたが、何しろ私がこれまであまり熱心にこの作品を勉強してこなかったので、自信などまるでないまま進めています。
平安時代の史料などをそのまま出して読んだりもするので、ちょっとむずかしいかな、と気になっています。もうすぐ一年が終わりますので、それを機にリタイアされる方も多くなるだろうな、と案じています。
ところが最近、ある方が「このあいだの話、とてもおもしろかったです」と言ってくださいました。平安時代の話なんて、と、自分で意識しすぎずに受講者のっ皆さんにぶっつければいいのかな、と思った瞬間でした。

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