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法華経(2) 

『法華経』は正式には『妙法蓮華経』。
近松門左衛門は日蓮宗の信者で、兵庫県尼崎市の広済寺(こうさいじ)にしばしば出かけ、その縁でこのお寺に彼の墓があります。
文楽でも『恋娘昔八丈』の鈴ヶ森の段などで「南無妙法蓮華経」の「法」の字以外を「ひげ題目」と言われる独特の文字で書いたものを目にすることはあります。
しかし日蓮以前でも法華経は重要な経典だったわけで、すでに書きましたように特に五巻目は重要でした。
この五巻目の「提婆達多品」の中に

    釈迦

が前世で仙人から教えを請い、法華経を得た話が出てきます。彼は仙人になんでもするから教えてほしいと言って薪を切ったり、水を汲んだり、菜を摘んだりして食事の世話をしたのだそうです。
その内容を和歌にしたものに

法華経をわが得しことは
薪こり菜つみ水汲(く)み仕へてぞ得し

というものがあり、行基の作ともいわれます。
法華八講の五巻目を読む日にはこの歌を詠みながら、薪や水、菜をかついで同の周りを歩く

    薪の行道(たきぎのぎょうどう)

がおこなわれました。これはなかなかの見ものだったようです。この行道が行われているのを目の当たりにする人たちはおそらく法悦に浸ったのだろうと思います。

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