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16歳の少女(4) 

私は授業で「三人の若い女性たち」の話をしました。それはマララ・ユスフザイさん、グレタ・トゥーンベリさん、そしてナーディーヤ・ムラードさん(お名前はフルネームではなく、略しています)です。この三人はすべて堂々と自らの主張を述べ、、マララさんとムラドさんは国連大使(平和大使と親善大使)に任命され、ノーベル賞受賞者でもあるという共通点を持ちます。この三人のスピーチを聞くと、

     希望、悲しみ、怒り

を感じます。
マララさんは銃撃されあわや命を落とすところまでいきながら、教育を受けられない人たちに救いの手を差し伸べることの重要性を訴えました。大変な目に遭いながらも希望を捨てずに主張を続けました。
ムラドさんはISに拉致されて悲惨ともいうべき悲しい性被害に遭いながら、脱出したあとインタビューを受ける時でも、彼女の眼には悲しみの表情が浮かんでいたように思います。
そしてグレタさんは怒りの表情で思いを述べたのでした。
主張も、その表情もそれぞれではありますが、国際舞台で堂々と

    正論

を述べる姿勢には見習うべきものを感じます。
この三人がすべて女性であるのも偶然ではないように思います。今、まっとうにものを言える人、あるいはそれを受け止める人がどれほどいるのでしょうか。グレタさんは「あなたたちが話しているのはお金のこと、経済発展がいつまでも続くというおとぎ話ばかり」と一喝しました。
あの会議には日本の総理大臣は出席しなかったそうです。そして「おれっておしゃれじゃん」と言いたいかのような若者大臣が代役を務めたように聞いています。がっかりしました。
彼女たちの姿をしっかり心に留めたうえで襟を正さねば取り返しのつかないことになりかねないと思います。

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