fc2ブログ

与謝野晶子の古典研究(2) 

私は長らく藤原道長の日記である『御堂関白記』の注釈の仕事をお手伝いしていました。この日記は時として何を言いたいのかわからないことがあって、研究会の先輩方から教わる事ばかりでした。研究会は日本文学、日本史両方の方々が出席されていましたが、文学の方のおっしゃることはよくわかってすぐに理解できたのですが、日本史専攻の先輩方のお話はなかなか難しく思いました。彼らにとっては当たり前のことで文学畑の人間にとってはわからないことがあったからです。だからこそ、本当に勉強になりました。
その『御堂関白記』を、与謝野晶子はきちんと勉強していたのです。
与謝野寛(鉄幹)、正宗敦夫(国文学者。小説家の正宗白鳥の弟)とともに

    「日本古典全集」

のシリーズを刊行しており、その中に『御堂関白記』も含まれているのです。まったくたいしたものとしか言いようがありません。
道長という人は兄の道隆が亡くなったあと、その子である伊周、定子、隆家らに対して冷たい態度をとったために批判的に見られることが多かったのです(私も道長のこういうところはあまり好きではありません)が、彼女は日記の記事を基にして

    「善人たること」(日本古典全集『御堂関白記』解題)

を評価しようともしています。
晶子がどれほど『御堂関白記』を読み解いていたのかについてはまだよく知らないのですが、かなり興味を持っています。
私は晶子の短歌も多くは読んでいませんし、その他の著述についても不勉強ですが、同じ『御堂関白記』や平安時代文学に関心を持った者として、彼女の心の一端にでも触れてみたいと思うようになっています。

にほんブログ村 演劇・ダンスブログへ
にほんブログ村
↑応援お願いします
KatayamaGoをフォローしましょう

スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://tohjurou.blog55.fc2.com/tb.php/5252-89a7f12d