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さすがに怒りました(1) 

この記事は、5月半ばに書いたものです。
学生あてに書いたものを大幅に書き換えてあります。

5月10日前後に、インターネット上に大きな騒ぎが持ち上がりました。ツイッターでは「#検察庁法改正に抗議します」というハッシュタグのついたツイートが爆発的に拡散し、その後もなかなか収まらずに、700万を超えたとも言われます。もちろん、同じ人が何度も繰り返しますので、700万人の人がそうつぶやいたわけではありません。実際の人数としたら、100万人にも達していないのかもしれません。それにしてもすさまじい人数です。かりに10分の1の70万人としても、全国民の

    200人に1人

がツイートしたことになります。赤ちゃんも、ツイッターをしない人も含めての話です。
この法案は検察官の定年を63歳から65歳に引き上げるという内容を含むもので、それだけなら世の中の趨勢としては当然と言ってもいいでしょう。
問題は、今年1月にK検事長という人の定年を内閣が恣意的に半年間延長すると言い出したことに端を発するものです。内閣は、というよりあの総理大臣はなんとかこの人物を検事総長にしたがっているのです。この恣意的な定年延長は法的に問題があるという指摘があるにもかかわらず、内閣は「法の解釈を変えた」といって問題はないと言い続けています。おまけに総理大臣は「あれは法務省が言ってきたことであって自分は了承しただけだ」と言っているという話も。
もし検察官の定年を今すぐに65歳にする法を作ると、それはK検事長の定年延長を追認することになるから問題だとされるようです。この検事長の定年延長がなければ、検察官の定年延長にはあまり異論は起こらなかったと私は思うのですが。
むしろ問題なのは、検察官は63歳を過ぎたら次長検事、検事長、検事正という役職を退くという役職定年の規則を作りつつ、次席検事と検事長は内閣が、検事正は法務大臣が認めれば最大で3年間延長できる、という特例規定を作ろうとしていることです。これが成立したら、検事が自分の地位を守るためにそのときの政府の言いなりになってしまい、検察の持っている司法に準じた性格が失われ、三権分立の大原則にひびが入る、というものです。もちろん、検察は行政府の一部で法務省の下部組織ですが、

    政治からの独立性

が要求される職種です。かつて田中角栄元総理大臣を総理大臣時代の犯罪容疑で逮捕したこともあるくらいですから。ですから、これまでは事実上検察の内部で検事総長を決めて、任命権のある内閣は「それでけっこうです」と認めるだけになっていたとのことです。そうすることで検察の内閣からの独立性を保ってきたのです。もし、特例規定のように内閣や法務大臣が「必要と認めた場合」に役職定年を延長できるようにすると内閣の気に入らない者は延長せず、内閣にとって都合のいい者は延長するというようなことが起こりうるのです。今の総理大臣は「そのような恣意的な人事は行わない」といっていますが、行われる可能性の残る法を定めてよいものか、という問題があるわけです。そもそも、あの総理大臣が今さらいくらそんなことを言ったところで私などは信用できるはずもありません。
元東京地検特捜部検事、元法務省官房長の堀田務さんは「検察幹部を政府の裁量で定年延長させる真の狙いは、与党の政治家の不正を追及させないため以外に考えられません」(朝日新聞5月14日朝刊)とまで言い切っています。また、松尾邦弘元検事総長ら(前掲の堀田氏も含む)検察庁のOBがこの法案を政治の人事介入を正当化するものとして法務省に反対意見書を出しました。その中で総理大臣の姿勢を「『朕は国家である』との

    中世の亡霊

のような言葉を彷彿とさせる」ようだと批判しました。さらに意見書はジョン・ロックの「法が終わるところ、暴政が始まる」(『統治二論』)という言葉まで引用し、「一連の動きは、検察の組織を弱体化して時の政権の意のままに動く組織に改変させようとする動き」だと指摘しています。ちなみに、この『統治二論』は岩波文庫に入っていて、翻訳したのは、なんと総理大臣の授業を担当した(もっともあの人はサボってばかりだったそうですが)元教授だそうです。
私は政治や法律には疎く、あまり関心もないのですが、この意見書は全文を(ざっとですが)読みました。そしてあの総理大臣にさらに強い怒りを覚えました。

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コメント

権力こそ、3密を学びなおそう。

センセ、センセ。
この狂騒の着地点のアホらしさ(掛け麻雀)を見ていてると。

結局この騒動で最も傷つけられたのは、

①昼夜、コツコツとクソ長い裁判と判決の為に、アホほどの資料と戦っている皆様。

②今日も、犯罪者からの飛沫感染に慄きながら現場で捕り物をこなしている皆様。

③ある日突然、ツイートという個人的な呟きに国会の議論を消された議事堂の皆様。

まあ、③に関しては呟く暇がない筈の人たちなので、余り同情しませんが。

もしも、現代にフィクサーが居るなら。
個人のスマホ料金の呟きで操作してるようでは、大国との駆け引きや未知のウイルスとの戦いには勝てませんよ。

と、呟きたいです。が、しかし
恩師のブログのコメントで、3密にならないよう、心掛けているつもりの、センセのFANより。

バクサイ(博打の才能)は、未だ無い

追伸 間違いました。

誤※掛け麻雀
正※賭け麻雀 なのですね。

私議 賭け事の才能の無さは、文才の無さ以上でして。

武〇タ〇さんの馬上の姿が好きなのですが、
彼に賭けて、儲かったことがないのはなぜだ?
それは、賭け事≒博打の才能がきわめて低いから・・。黒川さんにご教授頂こうかな、お暇になるやろから・・ かしこ


  • [2020/05/23 12:35]
  • URL |
  • 賭けぬける・押し得子
  • [ 編集 ]
  • TOP ▲

♫押し得子さん

彼がスキャンダル朝モリカケ王国の王様になるには、足りないものがありました。それは「コク」です。
森・加計・桜(おう)まではできていたのですから。
そして彼はついにトドメを指すべく「黒」(コク)を手に入れました。
見事としか言いようがありません。
森さんというお名前の女性といえば、かわいらしくて有能な人しか思いつきませんが、法務大臣さんはどうしちゃったのでしょうか。
何でもかんでも「ボク、悪くないモン」という、あの総理大臣は子供のまま大きくなってしまったのでしょうね。
賭け事の才能のなさでは負けません。競馬なんて馬券の買い方も知りませんし、パチンコ、麻雀はしないし。ウソみたい? じゃあ、ウソかホントか賭けますか?

デビルな真麻ジャン

センセ・・・・デビルな例えは、この賭け事にも発揮されるのですね。

かつて、頭が良くなるからと雀卓に誘って頂いたのに。
まあ、これが思っている以上に、私がバカ過ぎまして。
むしろ、やらなくてイイと周囲が甘やかした私でも。

この4文字漢字のお揃いの意味は解ります。

・・・ムッチャ高レベルな例え・・・賭けて儲かったのは桜かな・・。

ところで。
我が家のPCでは麻雀を、
maajanと入力すると、真麻ジャンと変換されます。

まあじゃん、まじゃん、何処に行ったの?まあじゃん。
と思っていたらば。

ma-janで、一発変換されました。
まーじゃんなのですね。勉強になったわ・・・・

法案改正って、こうやって忘れ去られるのですね。

  • [2020/05/25 00:22]
  • URL |
  • 賭けたら負けよ・押し得子
  • [ 編集 ]
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