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政治用語 

私は、「仕事柄」なんて偉そうなことを言うほどではないのですが、日本語の使い方がかなり気になるのです。
最近、ツイッターでの政治がらみの発言を見ていると、政治家がふまじめに、芸能人がまじめにものを言う、という傾向があるように感じています。私は、政治家も芸能人も一人としてフォローしていないのですべてリツイートされたものを見るだけですが、どうもそんな気がしてなりません。ある国会議員が「あじゃーす」(「ありがとうございます」の意味か?)「おっかしーぞぉ」(「変だ」の意味でしょう)と言ったり、別の人物が「いつぶりやろ」(「いつ以来だろう」の意味でしょう)といったりしているのを見ました。
嫌味を言うつもりではないのですが、

    恥ずかしくないのだろうか

というのが正直な感想です。おそらく何ともないのでしょうね・・。内容が政治と関わらないことならまだしも、重要なことであっても、こういう物言いをあたりまえのようにしている人が多いように見受けます。ツイッターだからかまわない、若者に訴えるように意識的に言っている、ということなのかもしれませんが、私には「タレント気分」なのだろうな、と思えてなりません。もはや「政治家なら常に政治家らしく」などというのは意味のないことなのでしょうか。
政治家の発言の中には便利なごまかし言葉があるように思います。よくいわれるのが、自分の発言についてクレームがついた時に使う

    「不快感を与えたとしたら

お詫びする」というものです。「間違っているとは思わないが、聞く方がそう思うならお詫びする」と言っているわけです。言葉というのは、自分勝手に言えばいいものではなく、相手に伝えるためのものです。あらかじめ、聞く方がどう思うかを考える必要があります。我々一般人でもそれは心掛けるべきことですが、まして言葉が拡散することが当然の人は注意すべきです。
もう一つ、最近気になっているのが

    「コメントは控える」

という言葉です。安易に返答すべきでないことであればまだしも、「それくらいのこと、言えば?」というようなことにも使われています。翻訳すると「答えると何かとまずいので黙っておきます」ということで、返答に窮する場合に使われているようです。「秘書が」とか「まったく当たりません」とか、ごまかすのに便利な言葉を見つけると、ひとつおぼえのように使いまくりますね。
法律用語はわけのわからないものが多いと言われますが、最近の政治家用語も私には不満がいろいろあります。

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