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木星に恥じないように 

この夏、いろいろなことがあって、今さらながら人間不信に陥る思いをしました。その結果、いささか感傷的になることもあり、本日はその残滓のような、ちょっと気取った、かっこつけたようなことを書きます。
月は別とすると、夜空で一番明るく見える星は金星だそうで、最大の明るさはマイナス4.7等だそうです。明けの明星、宵の明星といわれるように、まだ空が明るくても見えることがあります。しかし夜の星となると、地球から見て太陽の反対側にある火星(同・マイナス3.0等)が一番のようです。そして木星(同・マイナス2.9等)もとても明るいのです。恒星で一番明るいのはシリウスですが、それでもマイナス1.46等。火星や木星の明るさがよくわかります。木星は、望遠鏡で見ると縞模様も見えますし、衛星も見えます。
ローマ神話に登場する主神は「ユーピテル」ですが、英語読みにすると

    ジュピター

です。そして「ジュピター」には「木星」の意味もあります。この夏に観た木星は、「も・く・せ・い」というおとなしい響きの音ではなく、もっと鋭く輝きを感じさせる「ジュピター」という名にふさわしいものだったように思います。やはり「ジュピター」と称されるモーツァルトの最後のシンフォニー(K551)の輝きでした。
古代中国や古代日本では木星を「歳星」と呼びました。その他、火星は「熒惑(けいこく)」、土星は「鎮星」、金星は「太白」、水星は「辰星」と言いました。それを五行(木火土金水)に当てはめたのが我々の知る呼び名です。
この夏、夜の8時ごろに南側を見ると、私がいた山の中からほとんど目の高さくらいで煌々と輝いていたのが木星でした。目立つなどというレベルではないくらいの明るく鋭い輝きでした。すぐ隣に土星があったのですが、比較にならないほど明るいものでした。
こういうものを見つめていると、なんだか

    恥ずかしく

なってきます。私が木星を見ているのではなく、木星に見られているような気持ちになるのです。こちらの姿を見透かされているようです。こういう時に、しっかり自分のしていることを省みて、それでもなお目を背けることなく、星を真正面から見つめられるようでありたいものです。
自分は何も間違っていないように思えても、実際はどうなのか、案外人間は分かっていないものです。特に、年を重ねれば重ねるほど自分を見失う人が多いように見えます。

木星(ジュピター)の煌々たるに真向かひて
    やましからずと言ひ切るや我

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