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醜い老人(2) 

学生が話していた「困った高齢者」の例でとても印象に残っているのはこんな話です。電車で、「ヘルプマーク」を付けている女子高生が優先座席に座っていると、高齢の男性が「若いのに、なにすわっとんじゃ、どかんかい!」と怒鳴っていたのだそうのです。「席を譲ってほしかったらそう言えばいいのに」と周りの誰もが思っていたことでしょうが、何となく凄みのあるそのオヤジに対して誰も声を掛けず、その女子高生もしかたなく立とうとしたようです。ところが、痛快なことに、私に話をしてくれた学生は「この子、ヘルプマーク付けてるし、しんどそうなん、見たらわかるやろ!」とたしなめた(叱り飛ばした?)そうです。するとその男性は彼女の剣幕に恐れ入ったらしく、ぶつぶつ言いながら隣の車両に逃げて言ったのだとか。
あっぱれじゃ!
長谷川町子さんの漫画に

    いじわるばあさん

がありますが、あれは漫画の世界だからこそ愛されるキャラクターなのです。もちろん、年を取るとあのようにわがままで人に対して遠慮会釈なくずけずけとものを言っては行動するおばあさんは実際にいないわけではありません。そこで長谷川さんはそれを誇張しつつ皮肉と漫画ゆえに許される笑いに持って行くところがおもしろいように感じます。「いじわるばあさん」が出現せざるを得ない世の中への諷刺もあるかもしれません。
問題なのは、長谷川さんの「いじわるばあさん」とは違って、傲慢で、人を見下し、暴言を吐き、時として暴力的な行動をとる「生身の人間」だと思います。
遠慮なくいってしまいますが、たとえば、性懲りもなく

    副総理大臣

を続けている人を見ていると、あさはかで恥を知らず、どうすればここまで醜くなれるのだろうかと思うほどです。具体例は挙げるまでもないでしょう。あちこちで話題になって、今なお恥をさらし続けているのですから。このかた、本日(9月20日)で80歳だそうです。悲しくも情けなくもなります。
ただ、こういう人を馬鹿にして留飲を下げているだけではいけないので、肝心なのは反面教師とすることです。このようには老いたくないものだという典型を赤裸々なまでに見せてくれるこの方は、私にとってはその意味でたいへん価値ある存在です。ありがとうございます。
昨日今日、こんなことを書いたのは、身の周りでやはり80歳近いとんでもないおばあさんに接する羽目になったからです。世の中にこんな人がいるのかと思うようなずるい人間でした。嘘をつき、暴言を吐き、力のある人にはおもねる、守銭奴でした。
恥というのはさらすものではなく知るものです。
今年の夏は憂鬱なことが続きました。

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