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娘に引かれて大塚国際美術館参り(2) 

システィナホールで長時間を費やした後、さまざまな絵画を見て回りました。本物ではないとわかってはいるものの、実物を観る「疑似体験」はできます。
以前、東京国立博物館まで行って実物を観た、レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」もありました。私は上野の近くに宿を取って、3回だったか、4回だったか忘れましたが、繰り返し観ました。当たり前のことではあるのですが、そのときに観た実物に比べると、大塚国際美術館のものは、聖母マリアの装束の襞などがどうしても見劣りしてしまいます。努力は認めますが、やはり限界は感じてしまいます。それでも、それでもすばらしいものでした。
「受胎告知」の絵は多くの画家によって描かれています。大塚国際美術館には、ティントレット、マルティーニ、リッピ、ボッティチェリ、アンジェリコ、クリヴェッリ、ベッリーニ、エル・グレコ等々。それらを一堂に集めているのですから、やはり驚くべき美術館です。
ほかの作品に比べて独自の境地を感じさせるものには、

    ロレンツォ・ロット

の「受胎告知」があります。突如として現れた大天使ガブリエルに対して、ほかの作品では冷静に受け入れるものもあり、いささか驚くものもありますが、ロットの作品はあまりのことに逃げ出すようなマリアを描いています。初めて見たときにはかなり驚いたものです。マリアと同じように狼狽している猫がまたおもしろいのです。『源氏物語』若菜下巻で、光源氏の妻である女三宮と密通を犯した柏木という男が猫の夢を見る場面があり、これは懐妊を寓意するものと考えられています。洋の東西を問わず、猫は女性とその懐妊を表わす不思議な動物なのでしょうか。
受胎告知と言えば、ティツィアーノの作品を、以前大阪中之島の国立国際美術館で観ましたが、これは大塚国際美術館にはありませんでした。あれも圧倒的な絵でした。
大塚国際美術館の魅力のひとつは、原寸大で観られることでしょう。
レンブラントの

    夜警

も私は現物で観たことはありませんでしたが、こういうスケールなのか、と圧倒される思いでした。
モネの睡蓮の屋外展示にも圧倒されます。私が言ったときは、ほとんどだれもいませんでしたので、独占状態で見学しました。

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